レコチョクのアーティストピックアップ企画「Breakthrough」の6月度に選ばれた注目アーティスト、mahina(マヒナ)。彼女のエモーショナルなハイトーンボイスが現在話題になっている。

そんな注目アーティスト・mahinaにインタビュー。アーティスト名の由来をはじめ、楽曲のルーツなどを通して、彼女の魅力に迫った。

 

 

 

人の心を助けることができたら……と歌っています

 

 

 

――6月のBreakthroughアーティストにピックアップされましたが、今のお気持ちをお聞かせ下さい。

音楽が大好きで、音楽に詳しいみなさんに認めてもらえる、こんなうれしいことはありません。プロフェッショナルな大学の先生に、新しいVirusのようなわたしを発見してもらった気持ち(笑)。

「自分以外の人を応援する人生を生きていらっしゃること自体が、素晴らしいなぁ」と感じてしまいます。本当にどうもありがとうございます。

 

――“mahina”というアーティスト名の由来をお聞かせ下さい。

mahinaは、ハワイ語で「お月さま」という意味です。

わたしはいつも、夜に友達とドライブをして月を見ながら、「ずっと歌って生きていきたいな」って願っていました。そのことをカフェで事務所の社長さんにお話したら、お父さんが子供に教えるみたいに、コップのお水でテーブルに「mahina」って書いてくれたんです。

それがそのまま名前になりました。

 

――音楽を始めたきっかけを教えて下さい。

小さな頃から、気づくと自然に歌って踊っていた子供でした。

 

――今までどんな楽曲に影響を受けてきましたか?その楽曲のルーツになっているアーティストやエピソードを教えて下さい。

ジャンルを問わず、今まで耳にして、触れてきた音楽のすべてに影響を受けています。「この音から、せつないドラマが始まりそう」そんな予感がする曲を聴くのが好きです。

 

――音楽をする上で大事にされていることはなんですか?

人の心を助けることができたら……と歌っています。「誰かのために何かができなければ、わたしがステージに立つ意味は無い」と、なぜか不思議な使命感があります(笑)。

 

――歌詞やメロディーはどんな時に思い浮かぶのでしょうか?意識されていることなどありましたら教えて下さい。

「好きな食べ物を食べて、好きな時間に眠って、好きなように過ごす」。そうわたしが自分を大切にして普通に生きていると、周りの世界で起こっている、人間関係や社会の問題がクリアに見えてくるんです。

その時、うれしさや悲しみを経験している人の心に、わたしは寄り添います。その人たちの心が、わたしの中を通り抜けていった後……必ず歌が生まれます。素敵な時間です。

 

 

 

mahina「彗星の尾っぽにつかまって」

 

 

 

――ハイトーンボイスを維持するために心がけていることがありましたら教えて下さい。

生まれつきこの声なので、何もしたことがないです(笑)。

 

――5月23日(土)にリリースされた「GRIMM」は配信シングルとのことですが、どんな作品か、制作秘話などもありましたらお聞かせください。

この歌は、わたし自身をモデルに歌詞を書きました。わたしは、人の心と心が繋がっているのを敏感に感じます。〝すべてが繋がっている〟ことが、わたしにとって普通で当たり前のことです。

だからこそ「どうして?なぜ?」と全員が持っていた子供の時の、一見ネガティヴな〝生きることへの謎や怖さも、繋がっている〟ことを描きたかった。

「GRIMM」は、絵本を読み聞かせてもらうストーリー展開になっています。人生の例え話でもある絵本には、よく悪魔と天使が出てきますよね?だけど、「天使と悪魔がいる」のではなくて、「戦いたがる悪魔を許すために、天使がいる」。単純なようで、この大きな違いの難しさは、実際に生きてみないとわからない。

だから、幼い頃の不安感は、大人になっても答えは出ない孤独感とも、とても似ていて……〝繋がっている〟。そこへ降りて潜って、詞を書きました。

 

 

 

GRIMM_jk

GRIMM / mahina

 

 

 

――「GRIMM」はMVも公開されていますが、撮影秘話やMVに込めた想いがありましたら教えて下さい。

規制が出る直前の極寒のロシアで撮ったMVで、撮影監督さんやスタッフの皆さんに感謝しています。

最初、MVのイメージ設定は、ロシアの男の子が絵本の中の主人公でした。でも、仕上りの途中で社長さんが、歌うわたしの方を教会という絵本の中のイメージに閉じ込めて、男の子を現実の主人公へ、ストーリーを入れ替えたのです。

その方が、より子供と大人、夢とリアルの境界線が消えて、驚くほど歌も映像もすべてがきれいに繋がりました。

 

 

 

♪mahina「GRIMM」

 

 

 

――「Light Of the World」も大きな話題・反響を呼んでいますが、こちらはどんな作品になりましたか?

この曲は、わたしの声を聴いてくれた作家さんがイメージを感じて創って下さった大切な曲です。「愛は誰も裁かない」という歌詞は、わたしが誰にも言わず、ただいつもそう生きてきたことでした。

「あなたのレンズで世界を見たい」も、繋がりを大事にしているわたしのテーマと全く一緒で。まだ一度もお話をしていない時点で届いた曲が、作家さんがわたしのレンズで見て心を重ねてくれた、素晴らしい作品です。

 

 

 

mahinaLight Of The World

 

 

 

――5月に音声ライブ「mahina headphones live “ good night my dear”」を開催されましたが、いかがでしたか?

高機能バイノーラルマイクは初体験だったのですが、音量調節がとても大事なことでした。楽しんで歌うと、音程が揺れてしまう音まで拾ってしまうマイクなので(笑)。

でも高機能な分、リスナーの皆さんの隣に居るほど耳元に声を届けられることが、歌っている間も凄くうれしかったんです。

 

――オフの過ごし方を教えて下さい。

好きな人たちと逢います。

好きな食べ物を食べて、好きなお洋服を着て、好きなことをして過ごします。

 

 

――mahinaさんの中で「こう見えて実は○○なんです!」ということがありましたら教えて下さい。

こう見えて、お酒が強いです(笑)。

 

――初めてmahinaさんの楽曲を聴く人へおすすめするとしたら、どの1曲を選ばれますか?また、その理由も教えて下さい。

「Light Of the World」です。今、聴いて欲しいと想う曲だからです。わたしにとって〝今〟に居続けることは、大事なことだからです。

 

――今回、オリジナルプレイリストを作成頂きました。どんな内容になりましたか?

プレイリスト名は、「Before you go to see “Love ”.」にしました。大切な人に逢いに行く前に聴きたい曲を集めました。あなたの〝愛〟に、出逢う前に。

 

 

▼プレイリストはこちらから

dヒッツ:https://dhits.docomo.ne.jp/program/10021199

 

 

――今後の展望、やりたいことや、作ってみたい楽曲のイメージがありましたらお聞かせ下さい。

世界中に共通するものを創りたい。例えば、「笑顔」は言葉もいらず、説明をしなくてもどんな人ともわかりあえる。そんな音楽を創ってみたいです。

 

――最後に、応援してくれる方へのメッセージをお願いします。

わたしは、自分の歌が特定のリスナーの方のためだけではなく、ただ街角で聴き流されているだけでも、お互いが深いところで繋がっているのを感じられます。そんな一曲になれることが、心からうれしいです。

わたしは大きな夢を見ているから……これからはその夢をみなさんと一緒に見たいです。

いつも聴いてくださり、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。本当にどうもありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

文:レコログ編集部

 

mahinaの楽曲はこちらから

レコチョク:https://recochoku.jp/artist/2001152781

dヒッツ:https://dhits.docomo.ne.jp/program/10021171

 

Breakthrough企画概要

https://note.recochoku.jp/m/md18ea649ad3d

 

 

 

  • mahina

    mahina

    ゆらぎのある独特の低音、エモーショナルなハイトーンを持つシンガーソングライター mahina(マヒナ)。4月25日にデジタルリリースされたシングル「Light Of the World」は、MusicVideo公開・楽曲解禁以降、リリース前にも関わらずラジオチャートに上位ランクイン。
    大型フェスからもオファーを受け出演するなど、業界のみならず、音楽ファンの間でジワジワとその実力が評価されている。
    2020年、唯一無二の歌声を携えて、ついに本格始動。