鬼頭明里

 

 

ウィスパーで歌うことってなかなかないので、そこは新たな挑戦だったなって

 

 

 

――話が戻りますが、「Tiny Light」がアニメ 『地縛少年花子くん』の主題歌となっていますが、ご覧になってみていかがでしたか?

アニメのエンディングにかぶさって曲が流れるようにするというお話は伺っていたので、

どんな風になるかな~と思ってたんですけど、作品にマッチしていて、溶け込んでいる感がすごくて。アニメの作品の一部になれたような感じがして、感動しました。

 

――鬼頭さんはもともと原作ファンでもあるそうですね?

はい。原作の一巻が出た頃からたまたま読んでいて、原作ファンだったので、「作品に寄りそった曲を作っていただきたいです」とお願いして作ってもらったのが「Tiny Light」なんです。プロデューサーさんも原作を読み返してくださって、作品に寄り添った曲を作ってくださったお陰で、私も歌うのがすごく楽しかったですし、だからこそ、こうやって作品とマッチする曲ができたのかな、って思ってます。

 鬼頭明里

 

――歌唱される際に意識された点はありますか?

すごくきれいな曲だったので、作品の雰囲気を壊さないように、きれいな感じで歌うことを意識していました。レコーディングの時に、「もっとウィスパーで」とすごく言われて、それを意識して歌うようにしてから、余計にきれいに曲が乗ったかなって思ってます。普段、ウィスパーで歌うことってなかなかないので、そこは新たな挑戦だったなって思ってます。

 鬼頭明里

 

――聴いてくださった方の反応が楽しみですね。3曲目の「Closer」もかなり雰囲気が違うと思うんですが。

はい。「Closer」はとにかく歌詞に英語が多くてめちゃくちゃ苦戦しました(笑)。普段はあまりレコーディングで苦戦しないんですけど、この曲は英語が難所で。間違っていると嫌なので、めちゃくちゃ仮歌を聴いて、発音をめちゃくちゃ勉強してから臨みました。

なので、ネイティブに話せる方からの感想も聞けると嬉しいな、って。指摘してほしいです(笑)。

 

――今まで「Closer」くらい英語歌詞を歌った事はありましたか?

ないと思います。こんなに英語が入ってる曲っていうのはレコーディングしたことがなかったので、そこだけが不安でした。でも、その不安感を出さずに余裕ある感じで歌わなきゃいけない曲だったので、表現するのにすごく苦労しました。

 

 

 

次ページ:人生で一番ハマったアニメ

2 / 3