シンガーソングライターとして活動をしているおーたけ@じぇーむずを中心に2019年に結成した4人組バンド・一寸先闇バンド。ジャンルにとらわれない幅広い音楽性によって早耳リスナーを中心に注目を集めつつある彼らが11月10日(水)に3曲入りEP『知らんがな』をリリースする。今回はリリースを記念して彼らにインタビューを行い、彼らが作品に込めた想いを中心に話を聞いた。ほかにも、彼らの意外な一面を知ることができる質問など、ジャンルにとらわれない様々な質問をしているので、是非最後までチェックしてほしい。

 

総括すると、「めっちゃ楽しいEPができたな!」という感じです(笑)。

 

──バンド名の由来を教えてください。

 

おーたけ:2019年11月におーたけ@じぇーむずとして実施したワンマンライブ「一寸先、闇」のために現メンバーを集めたのがきっかけなので、イベント名をそのまま使っています!自分のバンド名を検索すると、一発でヒットするところが気に入っています。

 

──一寸先闇バンドを一言で表すと?その理由も教えてください!

 

かくれみの:「混」ですね。理由は、人が混じり、音楽性が混じり、しかしながら混沌とはせず、不思議な存在だと思っています。

 

おーたけ:全員、面白いくらいルーツも界隈も違うのに、ひとつのサウンドになってるって考えるとちょっと感動しますね。

 

──では、皆さんが本格的に音楽を始めたきっかけを教えて下さい。

 

竜生:15歳の頃、同級生に誘われてバンドと作曲を始めたのがきっかけです。

 

かくれみの:高校進学に向けて何をしたいか考えたときに1つしか浮かばず、そこからずっと音楽の沼にいます。

 

大山:16歳の時に友人にバンドに誘われたのがきっかけです。一番人気がないドラムとして。

 

おーたけ:地元のライブハウスに初めて出る時に「オリジナル曲作らなきゃ…」となったのが本格的に始めたきっかけです。その時に作った曲が「ピーターパン」です(笑)。

 

──皆さんが影響を受けた楽曲を教えてください。

 

おーたけ:小学生の時にミュージカルをやっていたので、それが人前に立って表現するルーツになっています。それ自体は音楽性にはあまり影響せず、嵐とか、70年代80年代のポップスとかを好んで聴いていましたよ!

 

竜生:子供の頃に聴いていたのはルイ・アームストロング、エラ・フィッツジェラルド、エリック・クラプトン。影響を受けた音楽は、知っている音楽全てです。

 

かくれみの:根源にはクラシック音楽がありますが、ジャンルに関わらず音楽が好きで、いろいろと聴いてきました。影響を受けた楽曲は多すぎて絞りきれないです。

 

大山:子供の頃に自分の身の周りにあった音楽は父が聴いていた演歌、母が聴いていた竹内まりや、叔母が聴いていた杏里とラッツ&スター。生活音の一部のように感じていましたが、きっとこれがルーツです。

 

──皆さんはEggsを利用されていますが、Eggsを利用されたきっかけはなんですか?

 

おーたけ:バンド結成前ですが、仲の良いライブハウスのスタッフさんから「Eggsオーディションに参加したら良い結果出しそうなのにね」と言われたのがきっかけです。

 

──では、Eggsを使っていて良かったことがありましたら教えてください。

 

おーたけ:良いことしかありません!若いアーティストさんがバシバシ活動して評価されているのをみて燃料にしています。

 

竜生:今のシーンをディグルにはすごくいいプラットフォームで、自分もよく、いろんなアーティストさんの作品を聴いています!

 

──TOWER CLOUDから楽曲を配信されていますが、楽曲が国内外さまざまな音楽配信サービスに一斉配信されるツールについてどのように感じていますか?

 

おーたけ:今までライブハウスではお会いできなかった方にも音楽を届けることができるという意味では、配信サービスで音楽を発表するのは良い手段だなーと思います。実際に、海外の方からもInstagramなどから反応があったりして、影響力にびっくりしてます!

 

大山:アルバムをリリースしても作品が曲単位で聴かれることが多くなった事実に寂しさは感じますが、それは時代の流れですよね。もしかしたら一曲の印象が強く残るのかもしれませんね。時代に合わせて柔軟に立ち回っていきたいものです。

 

──11月10日(水)に3曲入りEP『知らんがな』をリリースされました。改めてどんなEPに仕上がりましたか?

 

かくれみの:「なんでもいいから、とにかく1回聴いてみて!」と言いたい仕上がりです。

 

大山:レコーディングは毎回そうですが、渾身の熱量を込めました。是非とも聴いていただきたいです。

 

竜生:前作までと比べると、アレンジ面で1番こだわった作品になりました。

 

おーたけ:総括すると、「めっちゃ楽しいEPができたな!」という感じです(笑)。

 

issunyamiband_JK一寸先闇バンド「知らんがな」ジャケット写真

 

──表題曲「知らんがな」はパンチの効いたサウンドとタイトルが印象的です。聴きどころやこだわりを含め、楽曲をご紹介ください。

 

おーたけ:ほの暗い歌詞とは裏腹に、超ポジティブな雰囲気のメロディをあててみました!サビのところだけトリミングしてTikTokなんかに使われないかなーと妄想したり…。

 

かくれみの:かくれみのが担当した部分で言うと、前奏や間奏で5連符を多用しています。一方で、サビはシンプルで晴れやかに。楽曲の中にある感情に私なりに寄り添ったら、自然とそうなりました。

 

竜生:5連符のピアノフレーズから始まり、印象的なリフのあと、おーたけの「知らんがな。」という声から始まるイントロですかね。そこからまた主題的なピアノフレーズが登場するので、ドキドキしながら聴いてほしいです。

 

大山:ドラムに関して言えば、自分の技術的な「苦手」を詰め込みました。挑戦です。

 

──2曲目に収録されている「ピーターパン」は葛藤やもどかしさのようなものをサウンドからも歌からも感じますが、こちらも楽曲をご紹介頂けますか?

 

大山:おーたけ@じぇーむずを昔から知る人ならご存知かと思いますが、アレンジが二転三転している曲です。私的には一番のお気に入りです。

 

竜生:今回のEPのタイミングでアレンジを一新しました。どこか幻想的で浮遊感のあるポストロックサウンドとスティールパンの音色をお楽しみください。

 

おーたけ:初めて作った曲という思い入れもあって、今回音源化できてすごく達成感があります。ちなみに昔からこの曲を聴いてる友達に今回の音源を聴いてもらったら「歌めっちゃ上手くなったねー!!!」って驚かれました(笑)。

 

かくれみの:言葉もメロディもリアルな悩み事や考え事に近くて、変なドラマチックさで飾ったり塗ったりしなかったのがこの曲の良さだと思います。

 

──3曲目の「身の丈」は入りのハミングとBメロのサウンドが特に新鮮で、一度聴いたら忘れられない魅力があるなと思いました。こちらも楽曲をご紹介頂けますか?

 

おーたけ:「ライブハウスで一緒に歌える曲が聴きたい」とお客様からリクエストをいただいたのがきっかけでできた曲です。一生懸命作った作品が「〇〇っぽいね」の一言で片付けられてしまったり、努力が空回りしているような虚しさを超えて、「それでも一歩ずつ進んでるんだぜ!」という気持ちで歌詞を書きました。

 

かくれみの:ぜひ、口ずさみながら踊ってほしい一曲です。かっこいい演奏の中に、ギクッとする歌詞が潜んでいるところも好きです。

 

大山:個人的に演奏していて一番気持ちいいテンポとビート感の曲ですね。聴きながらユラユラ体を揺らして口ずさんでもらえたら嬉しいです。

 

竜生:基本ずっと同じコード進行のループなので、聞き手にある種の安心感を与えつつ、アクセントになるようなフレーズを盛り込みました。個人的に2Aのシーケンスがお気に入りです。

 

──EPタイトルにかけて、皆さんが最近「知らんがな」と思ったことを教えてください。

 

大山:あるにはあるんですが…私は若干口が悪いので控えさせていただきます。

 

おーたけ:気になる…。でも、私はあんまりないかも…。

 

かくれみの:初対面の人に「横顔が地元の友達にマジで似てるー!」と言われたことです。

 

竜生:それは知らんがな!だねー(笑)。

 

──楽曲制作時の裏話や収録時に印象に残っているエピソードがありましたら教えて下さい!

 

かくれみの:収録の時、集中して音を聴こうとして下を向いていたら、そのまま眠ってしまったことです。すみません。

 

おーたけ:超集中してたもんね。

 

大山:レコーディングってシビアな現場だと思われがちですが、一寸先闇バンドは家のようにくつろぎながらやっております(笑)。

 

──作詞・作曲をされる際に意識されていることがありましたら教えてください。

 

おーたけ:日本語が持つ言葉のメロディを曲げないことと、難しい言葉を使わないことですかね…。これは「ピーターパン」を書いた時から気をつけていることです。

 

──制作される際にインスピレーションを受けること、インプットしていることがありましたら教えてください。

 

おーたけ:ひたすら散歩しています。なるべく音楽を聴かずに、街の雰囲気とか、すれ違う人の話に耳を傾けて歩いているのが、自然とインプットになっているかもしれません。

 

竜生:音楽以外にもドラマや映画、アニメ、小説、あとは知人の面白い話を聞いたり、とにかく、出来るだけたくさんインプットしています。

 

大山:音楽に限らず、経験全てがインプットなんだと思います。意識的か、無意識的かの違いはありますが。

 

──では、皆さんのパーソナルな部分についても教えてください。皆さんそれぞれ「意外と●●なんです」という部分はありますか?

 

かくれみの:意外と早起きです。ほぼ毎日6時には目を覚まします。

 

竜生:意外と鼻毛に白髪があるんです。

 

大山:意外と歳いってるんですよ~(笑)。

 

おーたけ:意外とお酒が弱いです。前作のアルバム『あたらしくなる』より「テキーラ」の歌詞参照。

 

──今後、歌ってみたい楽曲のイメージがありましたらお聞かせください。

 

おーたけ:「言いたいことは歌にするーー!誰かのアンテナに引っかかれーー!!」と思って曲を作るあまり、けっこう強い言葉を使った歌詞の曲が多いんですが、もっと素朴な曲とか、インストも作ってみたいですね。

 

竜生:まだ形になってないおーたけソロのラフ音源、けっこう良い原石があるので、是非次回作にご期待ください。

 

大山:気が早いな(笑)。

 

──これから挑戦してみたいことがありましたら教えて下さい。

 

おーたけ:ダンスを踊れるようになりたいです!ジャズダンスとか。体の動かし方を知っていた方が、もっと魅力的なライブに繋がるんじゃないかなーと思っています。あとは、趣味でやっているイラストを、もっと活動に結びつけたいですね。

 

竜生:作曲、アレンジともにやっていきたいので、お仕事下さい!

 

かくれみの:かくれみのの個人としての活動であるピアノ弾き歌いを充実させて、バンドにさまざまなことを還元できる存在になりたいです。

 

──ありがとうございました。最後に、応援してくれる方へのメッセージをお願いします。

 

かくれみの:一寸先闇バンドを広めておくれ。ライブハウスでお待ちしています。

 

大山:今以上にさまざまなアーティストさんと共演させてもらって、ミュージシャンとしての糧にしたいですね。

 

竜生:これからもよろしくお願い致します!

 

おーたけ:いつも応援ありがとうございます!ライブや音源でお会いできるのを、楽しみにしています!

 

 

文:レコログ編集部

 

▼3曲入りEP『知らんがな』はこちらから

レコチョク:https://recochoku.jp/album/A2002454381/album

TOWER RECORDS MUSIC:https://music.tower.jp/artist/detail/2001326620

dヒッツ:https://selection.music.dmkt-sp.jp/artist/2001326620

  • 一寸先闇バンド

    一寸先闇バンド

    シンガーソングライターとして活動をしているおーたけ@じぇーむずを中心に2019年に結成。
    ジャンルに囚われない自由度の高いサウンドでありながら、ブレる事のない歌詞の世界観と、感情的に訴えかけてくるおーたけ@じぇーむずの声によって、独自の音を奏でている。