神保哲也(Dr)、柿澤秀吉(Vo, G)、町田龍哉(B)からなる群馬で結成された3ピース・ロックバンド「秀吉」。約3年半ぶりのニューアルバム『ひかり』が2月5日(水)に発売される。WIZYでは、本作にスペシャルアイテムが付属するWIZY限定セットを1月19日(日)迄の期間限定で予約販売(https://wizy.jp/project/362/)!これを記念して、Vo, Gの柿澤秀吉へインタビュー。アルバムへの想いについてなど語ってもらった。また、インタビューの後には『ひかり』へ寄せられた清水依与吏(back number)、椎木知仁(My Hair is Bad)、大谷ノブ彦(ダイノジ)、松井常松(ex.BOØWY)からのコメントもあるので、ぜひ、最後まで読んでほしい。
―自主レーベル「sirosiba record」設立、群馬県藤岡市に音楽スタジオ「sirosiba studio」をオープンされるなど群馬を拠点に活動されているきっかけや想いをお聞かせください。
結成した2004年からずっと「高崎clubFLEEZ」という群馬のライブハウスを拠点に活動していたから必然的な事かなと思うのですが、今思うとここで出会った仲間たちと東京では出来ないことをやりたかったからかもしれないです。例えば「clubFLEEZ」を舞台に会場内に特設ステージを作ってイベントをやったり、群馬の地元のお祭りに出演したり(笑)、スタジオを作ったこともその一つですね。群馬のバンドがもっと音楽をやり易い環境を作りたかったんです。
―今回、3年半ぶりのアルバムがリリースされますが、まず、タイトルについて伺えますか?
一曲目の「光」から拝借したんですけど、アルバム全体を通して最終的にそこを感じてもらいたいなと思ったのと、バンドの今の良い状況を表している気もしたので。最後の「誰もいない部屋」では《影もない光もない》ってフレーズが出てくるんですけど、そこからまた最初の曲「光」に戻って繰り返し聴いてほしいなぁとかも考えました。
―リリースされたら、アルバムを繰り返し聴かせていただきます!他に、聴きどころなどがありましたら教えてください。
今回は「sirosiba studio」で作った最初のアルバムなので、だからこその緻密な音作りが功を奏してると思うので、この音像を爆音で体感してほしいですね。『サージェントペパーズ(Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band)』みたいに聴くたびに新しい発見があるような作品になったかと思います!
―前作から3年半と、これまでのリリースペースから考えると、時間をかけられた作品ですね。
実は曲自体は結構前から揃ってたんですが、プリプロ的に何度か録ったりしたものもあったので…。一番はメンバーのスケジュールをすり合わせたりが大変だったからかな。ただ、またすでに曲は作り始めているので、次はもっと早く出したいなと思っています。
―収録曲から第一弾先行配信シングルとなった「敗者の行進」のMVはファンも参加した「路上ライブ」。秀吉にとっても路上ライブ自体が初めてということですが、、。
路上ライブをやることになったのは、ハヤシサトル監督の意向です。何か新しいことをやりたいという思いはあったので、やってみようと。ただ、当日想像以上に渋滞が凄くて、かなりタイトなスケジュールになっちゃいましたが、その中でもいいものに仕上げてくれた監督やスタッフには感謝しています。
「敗者の行進」MV
―1/8に第二弾先行配信リリースされた「お気に召すままに」はどのような楽曲でしょうか?
発売されたのでそちらを聴いてもらうのが1番いいと思うんですが(笑)、かなり細かい部分にも拘ったのでじっくり聴いてほしいですね。聴きどころは高橋愛(ex.モーニング娘。)さん※のコーラスです(笑)。参加してくれたゲスト陣のレコーディングはいつも楽しいですね。高橋愛さんのコーラス録りでは、セリフの時とか「うおーこれだー!」と興奮してしまいました(笑)。
※バンドとは夫婦ともども交流があり、ライブにも何度も足を運んでいる
「お気に召すまま」MV
―ところで、今回のWIZY限定セットを制作されたきっかけやお気持ちをお聞かせください。
今回関わってくれているスタッフさんから勧めてもらったのがきっかけで、話を聞くうちにメンバーやスタッフ含め色々とアイデアが出てきたので、これはみんなにも喜んでもらえることができそうだなと思いまして。実際、サブスクだったり配信の普及で手軽に音楽を楽しめるようになったからこそ、CDにはより重みというか。”特別なもの”という感覚が出きて、ファンと繋がる重要な要素だと考えているのでそれを活かしてさらに”特別なもの”になりうるなと。さらに「手渡し会」で直接このアルバムを伝えられたら…と考えるとこっちがワクワクしますね(笑)。
―新曲2曲のMV、カワイリョウタロウ氏(Ivy to Fraudulent Game)デザインTシャツは豪華ですね。カワイさんへデザインを依頼されたきっかけなど教えてください。
リョウタロウとはよく飲みに行ったりするんですが、何年か前にデザインを始めたいって話を聞いて、じゃ秀吉のグッズもお願いするねーなんて言ってたのを思い出して、満を持してやっていただきました(笑)。実際かなり満足のいく仕上がりになってたので、ギャラと別にラーメンご馳走しようかと思ってます(笑)。
―さらに、松井常松氏(ex.BOØWY)とのコラボ音源は驚きました。きっかけを教えて頂けますか?
松井さんからはよくご飯に誘っていただいていて、その会話の中でダメ元でお声がけしたら二つ返事でOK頂けました(笑)。とはいえ、何をやるのか、何をやったらみんなにも喜んでもらえるのかを松井さんと打ち合わせして、お互いの曲をカバーし合うというとてもラヴな展開になりました(笑)。
松井さんが選んでくださったのは「明日はない」という曲で。まだレコーディングはこれからなのでなんとも言えませんが、でも制作時点でかなりいい感じです…。松井さんの声に合ってます。すごく。松井さんがベースとボーカル。僕がアコギとコーラスという感じです。
僕が選ばせてもらったのはBOØWYの名曲「LONGER THAN FOREVER」です。最初にアレンジしたのを聴いていただいたときに”さすがだね”と言っていただけたので、自慢しまくりたい気持ちです(笑)。僕がギターとボーカル。松井さんがベースとコーラスです。レコーディングが楽しみで仕方ないです。
―松井さんとのCD楽しみにしています!最後に、ファンの方へメッセージをお願い致します。
『ひかり』を聴いてください!そしてライブで会いたい!CDのブックレットもこだわってるのでぜひWIZYで買っていただいて、「手渡し会」で直接伝えたいです!
そして僕らなりのペースかもしれませんが、今後も全力でいい音楽を作っていく所存なので楽しみにしていてほしいです!
【秀吉 ニューアルバム「ひかり」WIZY限定セットで予約受付!】
WIZYでは、最高傑作との呼び声高い本作にDVDやTシャツ、スペシャルCDなどスペシャルアイテムが付属するWIZY限定セットを期間限定予約販売。新曲2曲のMVほか、ex BOØWYの松井常松氏とのコラボ音源、カワイリョウタロウ氏(Ivy to Fraudulent Game)デザインTシャツなど、ほかでは手に入らないアイテムもセット。また、購入者へのお渡し会等も東京・群馬で実施。申し込み締め切りは1月19日(日)。
メンバーからのコメント
【NEWアルバム『ひかり』へ寄せられたアーティストからの声をご紹介】
■清水依与吏(back number)
長く音楽をやってると、いやがおうでも色んなものが重なってしまうわけで。
それなのにどうしてこのアルバムの曲達からは「生まれて初めて作ったんだ」って匂いがするんだろう。
秀吉よ。15年前に群馬のライブハウスで出会ったことで、俺は救われたと思っているんだよ。
また導いてくれるのかい。
■椎木知仁(My Hair is Bad)
全部あるのに無駄がない、すぐ分かるのに真似できない。
芯が硬いのに頭は柔い、多数の厚さより少数の所作。
スリーピースはクラシックなまま、秀吉は最先端にいます…
■大谷ノブ彦(ダイノジ)
あなたの心に”大丈夫”と寄り添う2020年にふさわしいマスターピースが誕生。
グッドメロディーだんべ!
■松井常松(ex.BOØWY)
人が一度は感じたことのある喪失感とか敗北感、誰もが一度は味わったことのある惨めな気持ち。
もしかして、この曲は自分のことを歌っているのではないかとドキッとさせられる。
忘れた振りをして、隠して来た心の底を暴かれて胸が痛くなる。自分が恥ずかしくなる。等々。
秀吉は、すべての感情と、音楽の中で正面から向き合い、今日を告白し、明日を探し続ける。
その赤裸々な表現に魂が共鳴し、涙がこぼれ、浄化される。そして明日を生きる力をもらう。
サウンドはラウドで骨太、なのに繊細で緻密。力強くも優しい。
歌の力、演奏力、メロディ、詩、すべてがメジャークオリティで、
すべてに於いて「秀吉」という高いブランド力を保っている。
そして、これからも進化し続けていく覚悟も持っている。何も変わる必要はない。
このままの「秀吉」をもっと多くの人に届けたい。そのために自分はいったい何ができるのか。
「秀吉」を知れば知るほど、新譜を聴けば聞くほど、その想いは強くなっていく、、、今日この頃です。
(敬称略、順不同)
【アルバム『ひかり』】
収録楽曲
1.光/2.敗者の行進/3.お気に召すまま/4.デクノボー/5.本当はね/6..いまならいまさら/7.風に吹かれて/8.まじない/9.燃えないゴミ/10.ネガ/11.なくさないように/12.誰もいない部屋
【リリースツアーの開催も決定】
初日は地元群馬にて、秀吉を慕う後輩で有り盟友「FOMARE」との2マンでスタート。
秀吉presents「”ひかり”リリースツアー『ひかりのまち』
初日・高崎編」 2020年2月16日(日)群馬・高崎 club FLEEZ
17:00/17:30 前売¥3,000+D w/FOMARE(2マン)
※チケット発売中
※リリースツアーの詳細は後日発表
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秀吉
神保哲也(Dr)、柿澤秀吉(Vo, G)、町田龍哉(B)からなる群馬で結成された3ピース・ロックバンド。
その異色のバンド名はVo&G柿澤秀吉の本名によるもの。卓越したメロディセンスと圧倒的なバンドサウンド。その透明感と力強さを兼ね備えた歌声に、独特な歌詞世界が胸を打つ。2008年にアルバム「へそのお」でデビュー。
これまでに4枚のミニ・アルバムと3枚のフル・アルバムをリリース。
2010年には宮崎あおい主演映画「ソラニン」の挿入歌に抜擢され、同年発表された「むだい」のいジャケットアートワークを浅野いにおが手がけ話題となる。
2012年9月に群馬で初開催された「GUNMA ROCK FESTIVAL 2012」では1万人のオーディエンスを沸かせた。
2014年12月に自主レーベル”sirosiba record”を設立。待望のアルバム「テルハノイバラ」をリリース。
2015年には新曲と過去曲のリメイクを織り交ぜたミニ・アルバム「アトノオト」をリリースし、全国ツアーを成功させる。
2016年には突如クラウドファンディングで新作の製作を行うことを発表し、結果目標人数252パーセント達成という快挙を成し遂げ、アルバム「ロックンロール」をリリース。
2018年6月、群馬県藤岡市に音楽スタジオ”sirosiba studio”をオープンし、他のアーティストへの楽曲提供やプロデュース、サポートなど活動の場を広げている。
2019年3月公開になった川村ゆきえと青柳尊哉のW主演映画『美しすぎる議員』の主題歌「デクノボー」を配信リリース。
そしてアルバムに先駆けて配信シングルを12月に「敗者の行進」、2020年1月に「お気に召すままに」をリリース。
2月5日には待望のアルバム「ひかり」発売予定。