レコチョクのアーティストピックアップ企画「Breakthrough」の10月度に選ばれたFIVE NEW OLD。9月25日(金)には「Don’t Be Someone Else」をリリースし、翌9月26日(土)にはオリジナルライブ企画「Current Location Concert -Tokyo Bayside Rooftop Session-」をオンラインにて開催。精力的に活動する彼らにインタビューを行い、作品についてはもちろん、彼らの素顔やルーツにも迫れるような質問をさせてもらった。オリジナルプレイリストも作ってもらったので、最後までチェックしてほしい。

 

 

 

これからの僕らにより一層注目して頂き、一緒に音楽を楽しんでいきましょう!

 

 

 

――今回、10月の【Breakthroughアーティスト】にピックアップされましたが、今のお気持ちをお聞かせ下さい。

 

HIROSHI:ありがとうございます!すごく嬉しいです。

僕達は英語詞が多いですけど、FIVE NEW OLDを入り口に日本語も英語も、その他の言語も関係なくリスナーの人が音楽を楽しんで貰えるきっかけになればいいなぁと思ってます。

これをきっかけにもっとBreakthroughするよー!(笑)

 

WATARU:Breakthrough アーティストにピックアップしていただき、感謝の気持ちととても嬉しく思っております。ピックアップしていただいたことで、よりたくさんの音楽を愛するリスナーの方に、僕らの楽曲が届けられたらと思っています。

 

HAYATO:まずBreakthrough アーティストにFIVE NEW OLDを選んで頂き、ありがとうございます。ここから僕たちを知っていただけることもあると思いますので、これからの僕らにより一層注目して頂き、一緒に音楽を楽しんでいきましょう!

 

SHUN:まずは、選んでいただきとても光栄ですし、感謝の気持ちでいっぱいです。

こうして選んで頂いた事で、FIVE NEW OLDの音楽に初めて触れるきっかけとなる方達もいると思うので、新しい出会いにワクワクしています。

来年に向けてアルバムも制作中なので、今まで出ている楽曲達を聴いて頂きながら、アルバムを楽しみにして頂けたら嬉しいなと思います!すでに最高な一枚になりそうな予感がしています…!!!

 

――早速ですが、皆さんが音楽を始めたきっかけを教えて下さい。

 

HIROSHI:子供の頃から家族の影響で洋楽を中心に音楽を聴いていたのですが、中学生の頃にスケートボードに興味を持つようになり、そのカルチャーに影響を受けて、パンクバンドを結成したいなーと思い、始めました。高校でWATARUにギターを教えてもらったのが楽器を演奏し始めたきっかけです。

 

WATARU:父親がロック・ハードロックを聴いていて、それをよく車で聴いていました。その影響から、父が昔持ってたギターを弾いたのが音楽を始めるきっかけでしたね。

 

HAYATO:中学2年生の時に文化祭で、同級生がアコギでゆずの曲を演奏していて、同級生がギターを弾いている姿がすごくカッコ良いと思い、僕もギターを始めました。

すぐその友達にギターを教わり、オリジナルも作りました。

そんな中、バンドを結成する事になり、パート決めをしたんです。僕が当時のバンドの曲を作っていたので、無条件にギターヴォーカルの予定だったんですが、謎に運動神経が良いという理由でドラムになりました(笑)。

ずっと断っていたんですが、うまく丸め込められ、今に至ります。当時のバンドメンバーには無理矢理にでもドラム担当にしてくれたことをとても感謝しています(笑)。

 

SHUN:兄がギターを始めた影響で、自分も一緒に演奏したいと思い、小学6年生の時にベースを始めました。もともと音楽には興味がなかったんですが、兄と姉は音楽が好きで、よく音楽を聴いていて、一緒に遊んでくれなくなった原因が音楽だったので、むしろ嫌いな部類のものでした(笑)。

最初は家にあった、いわゆるクラシックギターの4弦だけを使ってベースの真似ごとから入り、ようやく手にしたベースを嬉しくて毎日触っていた記憶があります。

 

――少し似た質問にはなりますが、今までどんな楽曲に影響を受けてきましたか?楽曲のルーツになっているアーティストや楽曲を教えて下さい。

 

HIROSHI:小学生の頃はモーツァルトが好きで、そこからクラシックや、オイゲン・キケロ・トリオのクラシックジャズ、サッチモ(ルイ・アームストロング)、スティービー・ワンダーなどのソウル音楽を聴いていました。

ロックに目覚めたのは11歳くらいの時で、ラジオでNirvanaのSmells Like Teen Spiritを聴いたのをきっかけに、LINKIN PARKやDef Leppard、brink-182まで、幅広くロック・バンドを聴くようになりましたね。とはいえジャンルの違いとかも全然知らなかったので、ロックもテクノもヒップホップも何でも聴いてたなぁって思います。

 

WATARU:幼少期は父親の影響でDeep Purple、Aerosmithなどのハードロックをよく聴いていました。そしてギターを触り始めた中学の頃は、ASIAN KUNG-FU GENERATION、the band apartなどの邦ロックが好きで、よく聴いていましたね。その時からむちゃくちゃギターの練習をしていました。

高校では洋楽を聴くようになって、その頃はNew Found Glory、Fall Out Boyなどのポップパンクをたくさん聴いていました。ちょうどこの頃、VoのHIROSHIと高校の友達とで別のバンドを組んでいて、このバンド結成がきっかけで、いろんな洋楽を聴くようになりました。

 

HAYATO:洋楽(Pop Punk,Rock)、J-popなどです。ギターを始めた時はひたすらアコースティックデュオの19さんの曲を聴いたり、カラオケに行って歌ったりしていました。もちろんコピーをしたり、友達と路上ライブにも挑戦したりしていました。高校に入り、青春パンクなどのインディーズバンドなどをいろいろ調べては聴いて、コピーしていました。

ドラムを始めてからは友達の兄の影響で洋楽ロック全般を聴くようになり、そこで出会ったのがBlink-182のドラムのTravis Barkerです。彼に憧れてずっとプレイスタイルも真似していました。未だにそのプレイスタイルは抜けきっていないところもあります(笑)。

 

SHUN:J-POP、ミクスチャーです。中学生時代は、ひたすらGLAYを聴いて、コピーをしていました。友達と家に集まり、コンポで曲を流しながら、ギターとベースを弾いて、バンドの真似ごとをしていました。

高校生になると、ゆずの影響でアコースティックギターを練習したり、レッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)のフリーに衝撃を受け、ひたすらスラップの練習をしたり、上半身裸でフリーの動きを真似していました。この頃から雑食で、ジャンル問わず、いろいろな音楽を聴いています。

 

――移籍第一弾として7/17(金)に「Vent」をリリースされましたが、初の日本語楽曲だったと思います。今までの英語詞の曲と違って、作るのに難しかったり悩んだりしたことはありますか?そして逆に、楽しかったことはありましたか?

 

HIROSHI:やっぱり、母国語を使うのでその言葉の持つ意味の強さと語感のバランスっていうのは苦労しました。日本語は母音と子音が必ずセットで紡がれるので、英語のような子音続きのパーカッシブな歌のリズムを作るのは難しかったです。

その分、母音の広がる響きが多く出てくるので、違った歌の響きが気持ちよかったり、日本語にしかない表現が歌詞で使えるのは楽しかったです。

 

 

 

FIVE NEW OLD – Vent【Official Music Video】

 

 

 

――9/25(金)にリリースされた「Don’t Be Someone Else」は、コメントや歌詞を拝見するとコロナ禍で生まれた楽曲の印象があります。楽曲に込めた想いを教えてください。

 

HIROSHI:緊急事態宣言が起きたとき、SNSやニュースで不安を煽る情報が流れてきたりして、心が荒んでしまうこともあったと思うんです。

リモートでの仕事とか飲みとかもありましたけど、やっぱり孤独を感じていた瞬間もあって。そういうときって自分の存在価値が揺らいでいくというか、自分以外の誰かが眩しく見えてしまったりとかするんですよね。だから、そういうときだからこそ「他の誰かになろうとしないで、自分らしくいようよ」って背中を押せたらいいな、って思って書きました。

アレンジはWATARUがしたためてくれていたものがすごくいい感じだったので、そのまま使っています。

 

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9/25(金)にリリースされた「Don’t Be Someone Else」ジャケット写真

 

――コロナ禍が楽曲制作に与えた影響だと感じることを教えてください。

 

HIROSHI:ライブがないってやっぱり物足りないなぁって思うんですけど、有り難いことに制作は家でも出来たので、曲を書き続けることが出来ました。巷の音楽もDTMメインというか、Lofiサウンドや打ち込み系のホームリスニング楽曲が人気な印象はあります。

まぁ僕らはバンドだし、常にオルタナティブなカウンターでいたいって思うところがあるので、こういうときほど「バンドサウンドやろうぜ!」って方向に向いています。

あとは辛い日々だったという事実と共に、「何が本当に大切なのか」っていうのを再確認できた人も多いと思うんです。

仕事が出来なくなったり、リモートで人に会えなくなってしまったけど、自分の時間が増えたり、家族と過ごせる人もいたと思います。忙しさやフィルターバブルに飲み込まれないように、大切なものをちゃんと見つめようってメッセージが、最近の僕らの音楽のスタンスになっています。

 

――普段、作詞/作曲をする上で大事にされていることはなんですか?

 

HIROSHI:作曲する時に大切にしているのは、メロディから景色が浮かんでくるかどうかですね。例えば夜の街とか浜辺とかそういう景色が浮かんできたら、その風景がより鮮明になってくるようにアレンジをメンバーで組み上げていきます。

作詞は、音楽的には語感とリズムを意識することが多いですね。先ほども言った通り、景色でどういう物語が進んでいるのかを言葉にしていくんですけど、その中に自分の経験が入り混じったり、伝えたいメッセージが湧いてきたりします。日本語詞を書くようになって、言葉の意味もより大切になってきました。

 

――では、英語詞と日本語詞の曲を作るのに、作詞・作曲の仕方に違いがありましたら教えてください。

 

HIROSHI:基本的な作曲のプロセスは同じですね。やっぱり、さきほど言った通り、語感とリズムの違いは意識するんですけど、音として気持ちの良いもの、音楽としてグッと来るものを追求するというのは言語が日本語でも英語でも大切にしています。

生まれてくる曲のデモをみんなで聴いて、「これは英語が合いそう」「これは日本語」「これはどっちもいけそうだねー。」なんて言いながら、言葉との相性を探ったりもします。

 

――HIROSHIさんは英語がとてもお上手ですが、英語を練習される際に意識されたことを教えてください。

 

HIROSHI:あんまりないんですよねぇ(笑)。なにか参考になれるようなことを話せたらいいんですが、話せるようになりたかったわけじゃなくって、好きな洋楽をキレイに歌いたいなぁって思って音を練習してたら、聴き取れる言葉が増えて、意味がわかってきて、話せる言葉が増えて、そうするとまた音がより正確に発音できるようになって…って感じです。

ギターを練習する時ってみんなカッコいい音になるように練習すると思うんですけど、それと同じ感覚で発音、つまり、音ですねを磨いていったんだと思います。

 

 

 

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