国内外の早耳リスナーを中心に注目を集め、勢いが止まらない5人組バンド・Cody・Lee(李)。

8月1日(日)に映画『サマーフィルムにのって』主題歌でもある「異星人と熱帯夜(読み:エイリアンとねったいや)」をリリースした。

 

そんな彼らにインタビューを行い、最新作についてはもちろん、彼らの音楽ルーツや意外な一面まで、幅広く話を聞いた。

今回、最新作に合わせたテーマのプレイリストも作成してもらったので、是非こちらも合わせてチェックしてほしい。

 

 

音楽にとどまらず幅広く挑戦していけたらと思っています

 

──音楽活動を始めたきっかけを教えてください。

 

高橋響(Vo. , G.):父親が趣味でギターを弾いていたので、影響されて始めました。

 

尾崎リノ(Vo. , Ag.):高校生の時に軽音楽部に入り、こっそりオリジナルの曲を作っていました。大学一年生の時にライブハウスで演奏してみようと思い、下北沢のライブハウスに出演したのが始まりで、そこのブッキングの方が次のライブを決めてくれたり、自分でもライブハウスに直接連絡を取って出演したりということを重ねていたら、いつの間にか仕事になっていました。

 

力毅(G.):中学生の頃、JUDY AND MARYの解散ライブ映像を観て高校に入ったらバンドをやりたいと思ったのがきっかけです。

 

ニシマケイ(B.):父の影響です。家にギター、ベースがあり、なんとなく触ったのがきっかけ。

 

原汰輝(Dr.):3歳の頃からピアノをやっていて、自然と音楽が身近にありました。

 

──皆さんの中で「人生の中で影響を受けた1曲」がありましたら教えてください。

 

:フジファブリックの「夜明けのBEAT」です。中学の時、初めて組んだバンドで全校生徒の前で演奏しました。そこから音楽家を志すようになりました。

 

尾崎:影響を受けた曲は山ほどありますが、中学三年生の時に友達がカラオケでクリープハイプの「憂、燦々」を歌っているのを聴いた時に、「なんて良い曲なんだろう!」と感動し、バンドを聴き始めるきっかけになりました。軽音部に入ろうと思ったのも、たしかその出来事があったからだと思います。

当時の私がカラオケで「憂、燦々」という曲に出会わなければ、もしかすると音楽とは無縁の生活を送っていたかもしれず、軽音部に入って自分でオリジナル曲を作ることもなかったかもしれないと思うと、人生のひとつの分岐点のような意味でも、この曲に一番影響を受けているのかもしれません。

 

力毅:先程も言ったJUDY AND MARYの解散ライブ『WARP TOUR @TOKYO DOME』の2日目最後にやっていた「Over Drive」に影響を受けました。

 

ニシマ:ミッシェルガンエレファントの「世界の終わり」です。それまで洋楽しか聴いてなかった自分が邦楽のかっこよさに気づいた曲。

 

:Guns N’ Roses「Welcome to the jungle」です。小学生の時にテレビで流れているのを聴いて衝撃を受け、Guns N’ Rosesにどハマりしました。そこから海外のハードロックやヘヴィメタルなどを聴き始め、今のドラムのルーツにもなっている気がします。

 

──「異星人と熱帯夜」が8月1日(日)にリリースされました。改めて、どんな楽曲になりましたでしょうか?

 

:懐かしさの中に新しさが混在する「今までのCody・Lee(李)を1曲で表すなら!」という曲になりました。

 

──映画『サマーフィルムにのって』の主題歌になっており、書き下ろしとのことですが、タイトルの由来を教えてください。

 

:映画『サマーフィルムにのって』の登場人物たちの境遇や言動から自分が受けた印象をまとめて“異星人”と括りました。『サマーフィルムにのって』では、合宿の夜のシーンが印象的だったので、組み合わせて「異星人と熱帯夜」というタイトルにしました。

 

Cody Lee

最新シングル「異星人と熱帯夜」ジャケット写真

 

──映画『サマーフィルムにのって』をご覧になっていかがでしたか?また、楽曲を制作される上で意識されたことがあれば教えてください。

 

:ハダシ率いる対映画部も、映画部も、皆が夏を通して成長していく姿が、いち表現者の自分にも強く突き刺さりました。最終的な敵は他人ではなく自分自身ということに気付かされました。なので、楽曲にも「目が眩むほど光る日々に立ち向かう術を手にしたい それは夏だったり、または恋だったり、全部が映画のワンシーン…」というそれを表す歌詞を入れました。

 

──本作の制作秘話や裏話などがありましたら教えてください。

 

:フルートとサックスを武嶋聡さんに吹いていただいたのですが、最後のサックスソロが素敵すぎて、何テイクも吹かせてしまいました。絶対に疲れたと思います。申し訳ありませんでした。

 

──作曲の際に意識されたことがありましたら教えてください。

 

:作曲では異星人に因んで浮遊感は意識しました。また、今まで使ったことのなかったフルートやサックス、コンガやボンゴなどの楽器を入れてみたいというのもあったので、すべて叶って嬉しいです。

 

──楽曲制作時に聴いていた楽曲、もしくは影響を受けた楽曲等がありましたら教えて下さい。

 

:フジファブリック「パッション・フルーツ」の浮遊感や「浮雲」のフルート感、スチャダラパーやEnjoy Music Clubのユルッとした雰囲気は参考にしました。シーケンスのアプローチではFLYING KIDSも参考にしました。

 

──制作される際にインスピレーションを受けたことがありましたら教えてください。

 

:自転車に乗ってる時に思いつくことが多いです。今まで聴いてきた様々な楽曲からのインスピレーションはもちろんのこと、身の回りにある、普段見過ごしてしまうような、何気ない物やことを改めて見つめ直すという作業が「異星人と熱帯夜」に大きな影響を与えたと思います。例えば「ひとつ先の街灯」とか「近くの銭湯」とか「中華料理屋」とか…。

 

──「異星人と熱帯夜」のMVも公開されました。撮影時の裏話、エピソード等がありましたら教えてください。

 

:休憩時間を利用して商店街で焼き鳥やコロッケパンを買い、食べ、普通に楽しんでしまいました。メンバーは各々“異星人”をテーマに衣装を買ってきたのですが、皆ちゃんと異星人っぽくてすごいなと思いました。

 

♪Cody・Lee(李) – 異星人と熱帯夜(MusicVideo)

 

 

──8月25日(水)から2MAN LIVE TOUR「ようこそ!すももハイツへ 2021」の開催も予定されています。本ライブに込める意気込みを教えてください。

 

:初の2MAN LIVEなので気合い十分です。この2MAN LIVEを通して、お友達をたくさん作りたいです。

 

尾崎:Cody・Lee(李)として初めての2MAN LIVE TOURということで、お客さんと同様、もしくはそれ以上にわくわくしています。我々の良き先輩であり、尊敬するHelsinki Lambda clubを迎えてのツアーですが、対バン相手として「絶対に負けないぞ」という気持ちの反面、東京・大阪の二箇所でヘルシンキのライブを見れることがファンとして嬉しい。久しぶりにやる曲やリリースしたばかりの新曲達もたくさん持っていくので、楽しめるんじゃないかなと思います。待ち遠しい!

 

力毅:たくさん練習します。

 

ニシマ:正式メンバーになってから初めてのツアーということで、前回よりも一体感のある良いライブをお見せできたらと思います。

 

:コロナ禍で人と会うこと、ましてや家に行くという接触的な行為が制限される中で、ライブハウスをワンルームに、対バン相手を来客に見立てることで、よりホームな暖かさを感じれるようなライブにしました。両バンドの音楽性は共通するところもあれば違う色も持っていて、どちらのファンの方にも楽しんでいただける2MAN LIVEだと思います。頑張ります。

 

──Cody・Lee(李)さんの楽曲をまだ聴いたことがない方に1曲おすすめするとしたら、どの楽曲をおすすめしますか?その理由も教えてください。

 

:「異星人と熱帯夜」です。ぜひ、MVの世界観と併せて聴いて下さい。

 

尾崎:今は「異星人と熱帯夜」です。やっぱりその時に一番新しい曲を聴いて欲しいな、と思ってしまいます。

 

力毅:「異星人と熱帯夜」です。ギターソロが他の曲より難しいので。

 

ニシマ:「我愛你」です。この曲で国内だけではなく、たくさんの海外の方に知っていただけたので、こちらをおすすめします。

 

♪Cody・Lee(李) – 我愛你(MusicVideo)

 

 

:「異星人と熱帯夜」です。今までの集大成のような曲だと思うからです。

僕らの名前が知られるきっかけになった「drizzle」や「トゥートルズ」のようなシティポップさ、ポエトリーもあり、ダブの要素や管楽器といった新しい試みも含まれて、いわゆる美味しいとこどりな楽曲だと思います。

 

──皆さんのプライベートな一面についても教えてください。皆さんの中でそれぞれ、「意外と●●なんです」という部分はありますか?

 

:意外と猫アレルギーなんですよね。

 

尾崎:意外と人前に立つのが苦手です。

 

力毅:意外とネガティブです。元気には振る舞っている自分を常に客観視しているところにもう1人の自分がいるので!

 

ニシマ:意外と動物が好きです。最近バジェットガエルを飼い始めました。

 

:意外と非喫煙者なんです。みんなが吸っている間、とても暇なんです。

 

──今回、オリジナルプレイリストを作成頂きました。プレイリスト名、楽曲のセレクト理由を教えて下さい。

 

:今まであまり作られたことがないであろうテーマでプレイリストを作りたいというのはありました。自分は楽曲名に異星人っぽい言葉が入っている曲を中心に楽曲をセレクトしました。

 

尾崎:プレイリスト名はリリースしたばかりの「異星人と熱帯夜」から取りました。ふわふわした、不思議な気分になる、宇宙空間にトリップするようなイメージで選びました。

 

力毅:改めて選曲を見直してみると、確実にMVに引っ張られている気がしますが、どの曲からもサウンドに異空間にある異物的なものを感じたので、そういった曲を選びました。星型の冷蔵庫に自転車いれたみたいなところです。

 

ニシマ:サウンド、歌詞から異星人、宇宙、スピリチュアルなものを感じる曲を選ばせて頂きました。

 

:内容はともかく、聴いた時のフィーリングで、宇宙感、浮遊感、幻想感を意識しました。特にシンセが入っている曲が多いですね。そういう電子音に近未来を感じやすいのだと思います。

 

──Cody・Lee(李)さんは曲中に他のバンドやアーティストさんの名前が出てくる楽曲が数曲ありますが、それに対する各所からの反応は今までありましたか?あった場合、どんな反応があったのか教えてください。

 

:お客さんがよく「Cody・Lee(李)の歌詞に出てきて初めて聴いた・読んだ・観たけどすごく良かった」と言ってくださいます。歌詞には自分の中で大切で愛しているバンドや漫画、映画を入れることが多いので、そういった自分の好きな作品を共有できることはとても嬉しいです。

 

──生活音(咳など)が入った楽曲もあり、ここもCody・Lee(李)さんならではの独特な部分だと感じるのですが、どのような流れで楽曲に組み込むことになったのでしょうか?また、今後、楽曲に取り入れていきたい「音」があれば教えてください。

 

:歌を録音する前に咳払いをする癖があり、以前それがそのままトラックに残っていて「あ、でもこれはこれで良いよね」ってなってからここぞという時に咳き込んでいます(笑)。楽曲制作やレコーディング中に思いついた遊び心のあるギミックはこれからも大切にしていきたいと思います。音楽は本来そういうものだと思うので。

 

──では、今後歌ってみたい楽曲のイメージがありましたらお聞かせください。

 

:これまでは邦楽からのリファレンスが多かったのですが、これからはそれに加え、様々な国の音楽や楽器を参考にして楽曲制作していきたいと思います。いろんなカルチャーが混ざったトラックの上で、誰も歌ったことのないような歌を歌いたいです。

 

──これから挑戦してみたいことがありましたら、教えて下さい。

 

:たくさんありますが、メンバーが担当楽器を変える曲があっても面白いと思います。

ドラムの原がボーカルをやる曲があってもいいですし、現在試している途中です。

他にも自主企画の野外フェス開催、ファッションや本などいろんなカルチャーでの活動など、音楽にとどまらず幅広く挑戦していけたらと思っています。

 

──では、今後ファンの方とやってみたいことがありましたら教えてください。

 

ニシマ:海外にもたくさんのファンの方々がいらっしゃるので、コロナ禍が落ち着いたら海外にもライブしに行ったり、SNSなどを通してコミュニケーションを取れたらなと思っています。

 

──ありがとうございました。最後に、応援してくれる方へのメッセージをお願いします。

 

尾崎:Cody・Lee(李)を応援してくださっている皆様、いつもありがとうございます。このご時世の中、皆様にお会いする機会がどうしても少なくなってしまうことを残念に思いつつも、今年は夏フェスや遠征、そして8月には東京と大阪の二カ所で開催される2MAN LIVE TOURを控えていたりと、東京はもちろん、県外のお客さんにも出来る限り会いに行き演奏したいなとCody・Lee(李)一同思っています。制作も次々と進めており、音楽漬けの日々ですが、皆様を楽しませるようなことをあれこれと考えていますので、ライブ会場でまたお会いするまで、皆様もどうか健康に気をつけてお過ごし下さい。これからも応援よろしくお願い致します。李ギャルズ、李メンズ、いつもありがとう~!

 

文:レコログ編集部

 

▼Cody・Lee(李)がセレクトしたプレイリスト「異星人と交信プレイリスト Selected by Cody・Lee(李)」はこちらから
RecMusic:https://recmusic.jp/playlist/?id=7101
dヒッツ:https://selection.music.dmkt-sp.jp/program/10022896

 

▼Cody・Lee(李)の最新作「異星人と熱帯夜」はこちらから
レコチョク:https://recochoku.jp/song/S1012080002/
RecMusic:https://recmusic.jp/artist/?id=1001174430
dヒッツ:https://selection.music.dmkt-sp.jp/artist/1001174430

  • Cody・Lee(李)

    Cody・Lee(李)

    2018年、大学の友人同士で結成。東京を拠点にライブ行い、ロックファンの口コミから、ジワジワと注目を集め、2019年にはロックフェス「BAYCAMP」にも出演するなど、活動の幅を一気に拡げる。
    2020年、ソロシンガーソングライターとしても活動する尾崎リノが正式加入し、自主レーベル「sakuramachi records」立ち上げ。翌年に開催した自身初の東名阪ツアー最終公演で、これまでサポートベーシストとしてバンドを支えてきたニシマケイの正式加入が発表され、現在の体制に。
    日本国内はもとより、アメリカ・台湾などを中心に世界中から支持を集める。
    メンバー5人の強い個性が奏でるバンドサウンドで聴く者の心に生活の風景を描く、ロックシーンからのブレイク候補筆頭格。