高校生による4人組バンド、chilldspot。グルーヴ感により心地の良い音楽を鳴り響かせ、耳早リスナーの心をつかんで離さない彼らが、3月19日(金)に2ndデジタルシングル「Monster」をリリース。今回レコチョクのオリジナル企画「Breakthrough」に選出されたことをきっかけに、独自インタビューを実施。彼らが本作に込めた想いについてはもちろんのこと、音楽ルーツや彼らの素顔に迫る質問など、様々な角度で話を聞いた。さらに、高校を卒業する彼らが「卒業する日に聴きたい曲」というテーマでプレイリストを作ってもらった。選定理由も合わせて聴いているので、楽曲・プレイリストと合わせて読んでほしい。

 

 

高校生というまだ子供のうちに出したかったんです

 

 

――結成のきっかけを教えてください。

 

玲山(Gt.):比喩根を中心に結成したよね。 

 

比喩根(Gt./Vo):そうだね。はじめに幼馴染の小崎を誘って、次に同じ軽音部のジャスティンを誘って、最後に玲山でした。 

 

ジャスティン(Dr.):玲山は高校が違ったんですけど、軽音部同士の交流会があってそれで知って、センスいいから誘おうってなりました。 

 

――皆さんが音楽を始めたきっかけを教えて下さい。 

 

玲山:中学の時に友達に「軽音やろうぜ!」って誘われたのでギターを始めました。あと、その時好きな子が吹奏楽部に入ってたからです(笑) 。

 

比喩根:私は小さい頃から歌うことが好きで、小3くらいからボイトレには通ってたんですけど、本格的に音楽活動を始めようと思ったのは中2の時の歌の発表会ですね。その発表会で、私の歌を聴いて泣いてくれた方がいて、その時「自分にしかできないことは歌で表現することなのかもしれない」と思ったのがきっかけです。 

 

小崎(Ba.):音楽を日頃から聴いててやってみたいなと思ったからかなー。初めは、“ギターかっこいい!”ってなってギターを始めようと思ったんですけど、親に「ギターは指が切れるよ」と言われて怖くなったのでベースにしました(笑) 。

 

ジャスティン:何かのゲームの動画を見て、そのBGM で使われていた曲がめっちゃかっこよくて、ドラムかっこいいとなったのが、始めようと思ったきっかけです。 

  

――皆様それぞれ、影響を受けた1曲がありましたら教えてください。

 

ジャスティン:Clean Bandit の「Rather Be」です。初めてC Dを買った曲なんです。 小4の頃ラジオをずっと聴いている時期があって、その時この曲がJ-WAVEでプッシュされててよく聴いてました。けどずっと曲名がわからなくて。親に調べてもらってこの曲だと分かって、すぐC Dを買いに行きました。 

 

玲山:BUMP OF CHICKENの「天体観測」。これにハマってバンド始めようと思いました。もともと親がBUMP OF CHICKENが好きで自然と聴いていて、僕も好きになりました。 

 

比喩根:Lukas Grahamの「7 years」。励みになる曲です。聴いてて頑張んなきゃなって思うので定期的に聴いてます。 

 

小崎:FACTの「a fact of life」 です。他の曲を聴いてた時は“ギターかっけえ”って思ってたんですけど、この曲を聞いて初めて“ベースかっけえ”ってなりました。 

  

  ――皆さんはレコチョク関連会社でもあるEggsに登録されていますが、登録した経緯を教えてください。またEggsに登録後、活動の変化はありましたでしょうか?

 

ジャスティン:Eggsは先輩のバンドが音源を上げてて、俺らも載せようという話になりました。 

 

比喩根:より多くの人に聴いてもらうためにもね。 

 

玲山:去年の1月頭くらいに音源をあげて、SNSで反応があったり少し連絡がきたりはしました。 

 

――さて、3月の【Breakthroughアーティスト】にピックアップされましたが、今のお気持ちをお聞かせ下さい。 

 

小崎:すっごく嬉しいです!何かに選んでもらえること自体がもう嬉しい。 

 

玲山:認知されているだけで嬉しいです。 

 

ジャスティン:ぶち上がりました!! 

 

比喩根:これまでのBreakthroughアーティストを見ると、今注目されているアーティストや時代を先取りしているアーティストがすごくいっぱい選ばれていて、今回chilldspotを選んでいただき、私たちもその仲間入りができたみたいで嬉しいです。 

 

 

――では、レコチョクに対するイメージを教えてください! 

 

玲山:小学生の時からレコチョクで音楽を聴いてたよね。 

 

ジャスティン:3DSで使ってた!ふーって息をかけるとくるくるって回るんだよね(笑)。

 

全員:そうそうそう! 

 

小崎:懐かしいなあ。 

 

比喩根:着メロのイメージもあるよね。 

 

 ――3月19日(金)には2ndデジタルシングル「Monster」がリリースされます。「Monsterの強要で1人の可能性を潰さないでほしい、人生の幅を狭めないで欲しい」という強いメッセージが込められた本楽曲ですが、制作秘話などがありましたら教えてください。 

 

比喩根:作詞するとき、“モンスターペアレント“や“自分の考えを強要してしまう人”など既存するモンスターについての曲だったんですけど、作っている途中でそういう自分はどうなんだ、ということに気付かされて、よりこの曲に対する思いが強くなりました。 

 

ジャスティン:アレンジはスピード感を大事にしたね。 

 

小崎:楽器隊は特に。 

 

玲山:前作はゆったりした後ろノリの曲が多かったけど、今回は前作と違って勢いがあるよね。 

  

――「Monster」は高校生最後となる作品とのことですが、節目となるタイミングで強いメッセージ性を持った本楽曲を発表することの意図、きっかけなどあれば教えてください。 

 

比喩根:この曲の歌詞の内容は、大人になったら忘れてしまったりそう簡単に出てこない言葉だと思うから、高校生というまだ子供のうちに出したかったんです。 

 

ジャスティン:悲痛な叫びをね。 

 

比喩根:そうそう。新しい環境に行ってこういう気持ちが素直に言いづらくなる前に言っておきたかったよね。 

 

玲山:“子供の声明”みたいな。

 

chilldspot「Monster」ジャケット写真

 

――本作「Monster」のMVはこれから公開ですが、どのような作品になっておりますでしょうか? 

 

比喩根:今回の曲は実写よりイラストの方が、世間の非情さや無情さをより表現できると思ってアニメーションにしました。私が曲の背景をバーッと書いて、それをイラストレーターのおかわりゆうかさんに読んでいただき、イメージを膨らませてもらいました。抽象的だけど大事なメッセージは伝わり、考察もできるストーリーになっていて満足しています。 

 

 

chilldspot – Monster(Teaser)

 

 

 

――作詞、作曲される際に意識されていることを教えてください。 

 

比喩根:歌詞の重みとメロのキャッチーさのバランスを大切にしています。 歌詞自体には結構芯があって、伝えたいことが重めなんですけど、それに合わせてメロや雰囲気も重くしちゃうと気軽に聴いてもらえなくなってしまうと思うので。あと、自分がやりたい音楽は意外と明るめのメロや落ち着く曲調なので、歌詞の重さに寄りすぎないようにメロやアレンジを調節しています。 

 

ジャスティン:アレンジについては入れたいフレーズをストックしていて、曲の雰囲気に合わせて選んで入れてるかな。 

 

小崎:俺は比喩根の歌詞の解説を読んで、アレンジを考えてる。 

 

玲山:できるだけ今できる最大限のフレーズを入れて、どんどん成長していってるなって感じにしたいと思ってます。 

 

――比喩根さんが制作される際にインスピレーションをうけること、インプットしていることがありましたら教えて下さい。 

 

比喩根:歌詞に関しては日常からメモを取るようにしています。その時に思ったことだったり、怒った時や悲しい時、憤りを感じた時とか負の感情の時にメモすることが多いです。 

歌に関してはインプットした数だけ自分のメロの引き出しが増えるので、なるべく新しい音楽をたくさん聴くようにしてます。ハマった曲はそのメロを自分のものにできるまで聴きますね。 

  

――chilldspotさんの楽曲を聴いたことがない方に1曲おすすめするとしたら、どの楽曲をおすすめしますか?その理由も教えてください。

 

ジャスティン:「夜の探検」かな。

 

玲山:そうだね、いろんな人に届きやすい曲だよね。 

 

比喩根:あと、あの大人でもない子供でもない微妙な感じって、絶対どっかで経験したことあるはずだから、みんなに受け入れてもらいやすい曲だと思う。 

 

小崎:chilldspotっぽい曲だよね。 

 

 

chilldspot – 夜の探検(Official Music Video)

 

 

 

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