早耳リスナーを中心に注目を集めるシンガー・ソングライター、近石涼が11月9日(水)に「馬鹿な女」をリリースした。すでにライブなどでは歌唱されており、ファン待望の待望の音源化となった本タイミングで、近石涼本人にインタビューを行い、本作の制作秘話や楽曲に込めた想いを中心に話を聞いたので、楽曲や11月18日(金)に公開されたMVと合わせてチェックしてほしい。

 

歌い込んでいくことで、自分自身が成長できる曲だなと思っています

 

──音楽活動を始めたきっかけや、影響を受けた楽曲・アーティストを教えてください。

 

母がピアノの先生で幼少期からピアノを習っていました。歌うことも大好きで、家ではいつも音楽が流れていました。

音楽活動を始めたきっかけは、友達が貸してくれたBUMP OF CHICKENのCDを聴いたことです。それから自分でも弾いてみたいと思うようになり、そこから徐々にオリジナル曲を作り始めるようになりました。

 

──近石さんはTOWER CLOUDから楽曲を配信されていますが、TOWER CLOUDを利用したきっかけを教えてください。

 

Eggsさんがオーディション企画をしているのをたまたま見かけて、自分もそういったところへ挑戦できればと思ったのが、TOWER CLOUDを活用したきっかけです。

 

──11月9日(水)に「馬鹿な女」をリリースされました。改めて、どんな作品になりましたか?

 

今までのトリッキーなアレンジは違い、今回の楽曲は王道のバラードになりました。弾き語りにしてもバンドにしても、そこまで届け方が変わらない楽曲だと思います。恥ずかしいところもあり、今までラブソングをあまり書いてこなかったので、そういった意味でも自分にとって挑戦した曲です。

 

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近石涼「馬鹿な女」ジャケット写真

 

──ライブではすでに歌唱されており、ファンの方にとっては待望のリリースとなりますが。今回本楽曲をリリースすることになった経緯を教えてください。

 

リリース時期は明確には決まっていませんでしたが、レコーディングは終わっていて、秋から冬にかけて出そうかなというイメージは持っていました。また、ライブでもこの楽曲が良かったと言っていただくことが増えたし、タイトルも一発で覚えてもらえるような楽曲、という実感も湧いてきていて。そんな中、ちょうど大きなイベントが11月から12月にかけていくつか決まっており、この曲を引っ提げて歌えたらいいなと思い、リリースしました。

 

──印象的なタイトルですが、タイトルに込めた想いをお聞かせください。

 

「馬鹿な女」という言葉は、一見かなり強い言葉で女性を卑下しているように聞こえるかもしれませんが、“情けない男を支えてくれた女性へのリスペクト”が込められています。あえて強い言葉を選ぶことで、その気持ちがより伝えられるのではないかと思いました。また、これ以外のタイトルが思い浮かびませんでした。

 

──歌詞の言葉選びが、日常に寄り添っている印象があり、親近感の湧く歌詞ですが、歌詞を制作する上で意識されたことを教えてください。

 

最初に「馬鹿な女」というフレーズが浮かびました。その後主人公を決めて、自分の経験や体験、地元の風景などを思い浮かべながら書いていきました。

レコーディング前日に、イベントでシンガー・ソングライターの大柴広己さんとご一緒したんですが、そのときに歌詞をもっと具体的に書いた方がいい、というアドバイスをいただいて、急遽歌詞を変更しました。後日お会いした際に変更して良かった、と言っていただけて嬉しかったです。

 

──曲も最後に向けて盛り上がっていく、こみ上げていく想いが表現されているように感じました。楽曲制作時に意識されたことをお聞かせください。

 

落ち込んで考え事をするとき、ふとした言葉が徐々に自分の中で大きくなっていって、感情が爆発することがあり、そういう心情の流れを曲の中で表現をしたいと思いました。

2番でサビが出てくる構成や、曲終わりにフェードアウトする構成は、きっと今の時代にはそぐわないのですが、古き良き、少し懐かしい雰囲気が曲の方向性に合ったと思います。

ただ、最後に畳み掛けるような仕掛けは、過去作でも良く使っているので、今までの作品と通じる部分かもしれないです。

 

──レコーディング時のエピソードがありましたら教えてください。

 

前日に歌詞を変更したこともあり、レコーディングで音のはまり具合などを確認しながら、また歌詞を変更していました。もちろん普段はそんなことはないのですが(笑)。

今回もアレンジは平畑徹也さんにお願いしていて、アウトロなどにコーラスを入れるのは平畑さんのアイデアだったのですが、曲の雰囲気と合い良かったなと思いました。

 

♪近石涼『馬鹿な女』(Official MV)

 

──歌唱する際に意識されたことを教えてください。

 

もっと丁寧に綺麗に歌える箇所もあったのですが、主人公のことを考えたときに「こんなに綺麗に歌うかな?」と思い、あえて、あらい感じを出した箇所もあります。

ライブでは、熱量が多い分最後の方が割と辛くなることが多かったのですが、歌い込んでいくことで、自分自身が成長できる曲だなと思っています。

 

──11月・12月もライブ予定が盛りだくさんですが、どんなライブにしたいですか?

 

大柴広己さんとの出会いをきっかけに自分を曝け出すようなライブをするようになって、ライブを終えた後の感触は以前より良くなりました。バンドセットではサポートに新たにギターを迎え入れたので、弾き語りでもバンドでも以前よりパワーアップしたライブを見せられると思います。

12月には豪華な対バンや神戸での2マンも控えているので、「馬鹿な女」も今まで以上にいろんな人に届けられたらと思っています。

 

──2022年も残り2か月を切っていますが、近石さんにとってどんな年でしたか?

 

初めてのワンマンからツアーを行い、その中でコロナに感染するなど、かなりバタバタした一年でした。あっという間だったな、というのが正直な感想です。

そんな中で、いろいろな方とたくさん出会うことができて、僕自身も成長したと感じる部分があります。実際、今年の1月に行ったワンマンの映像を観ると少し恥ずかしい気持ちにもなります。そういった意味でも、成長した1年だったなと思います。

 

──これから挑戦してみたいこと、目指していることを教えて下さい。

 

地元・神戸では初ワンマンを開催することができたので、関西で、もっと大きな会場でワンマンをしたいのはもちろん、東京など関西を離れたところでもワンマンライブをして大成功させることが直近の目標です。地元以外でもたくさんの方に音楽を届けられたらいいなと思っています。

 

──ありがとうございました。最後に、応援してくれる方へのメッセージをお願いします。

 

いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。もしライブでまだ自分の音楽を聴いてない方がいたら、ぜひ会いにきてもらい、生歌を聴いていただけたら嬉しいです!

 

文:レコログ編集部

 

▼近石涼の楽曲はこちらから

レコチョク:https://recochoku.jp/artist/2002254719

TOWER RECORDS MUSIC:https://music.tower.jp/artist/detail/2002254719

dヒッツ:https://recochoku.jp/artist/2002254719

  • 近石涼

    近石涼

    95年生まれ、神戸出身のシンガー・ソングライター。幼少期に習っていたピアノをきっかけに音楽と出会う。中3でBUMP OF CHICKENに衝撃を受け、高校生になるとYouTubeにカバー動画を投稿。2014年には『SCHOOL OF LOCK』主催のライブ「閃光ライオット」コピバンステージに出場し、2016年の〈COMIN’KOBE16〉にてグランプリを獲得する。そんなロックで衝動的な面がある一方、大学入学後はアカペラサークルに入り、音楽理論を勉強。アカペラグループ「sus4」のリードヴォーカルとして『全国ハモネプリーグ2019』本戦に出場するなど高い評価を受ける。

    2020年関西最大級の音楽コンテスト「eo Music Try 19/20」にて準グランプリ受賞。2021年にはラジオ局「FM802」と「グランフロント大阪」が支援するプロジェクト「MUSIC BUSKER IN UMEKITA」ライセンスを取得する。

    哀愁を感じさせるノスタルジックな曲調の配信シングル『ハンドクラフトラジオ』がFM大阪の10月度『POWER PLAY』に、感情をむき出しに歌い上げる『最低条件』がKiss FM KOBEの11月度『HOTRAXX』に選出されるなか、インディーズ・ファースト・アルバム『Chameleon』を12月8日にリリース。