森高千里30周年Final企画、シングル全45曲を発売順に熱唱した奇跡のステージの映像化、21年ぶりの全国ツアーなど、自身が語る“2019年の森高千里”

森高千里が2018年5月27日(日)&28日(月)の2日間にわたって開催した、シングル全45曲を発売順に歌唱したライヴの模様を完全収録した映像作品『30周年Final企画「ザ・シングルス」Day1・Day2 LIVE 2018 完全版』が5月22日(水)にリリースされる。WIZYではこの作品と、WIZYだけでしか手に入らない4枚組ライヴCD[ダウンロード・フォトカード(プレイパス)付き]とあなたの名前入りのポスターをセットにした完全予約限定版を5月20日(月)迄の期間限定で予約受付中。この貴重なライヴの想い出や、21年ぶりの全国ツアー〈「この街」TOUR 2019〉についてなど、お話を伺いました。

 

 

──まず、「ザ・シングルス」2日間のライヴを振り返って、どのような思いを持っていらっしゃいますか。

 

シングルを発売順に歌うという企画はありそうでなかったので、30周年企画として開催するにあたっては、すごく面白いと思いました。ただ、いざリハーサルが始まって、通して歌ってみると、いつものコンサートのように盛り上がりなどの流れが作れなくて、 “すごく不安”でした(笑)。曲数も普段より多いですし、発売順に歌うということはなかったので、不思議な感覚でした。MCは、昔あったことを思い出しながら、以前のファンクラブの会報を見たり、スタッフに聞いてみたり準備して。そういう情報収集みたいなことが大変でした。ステージでは曲を説明し出したら止まらなくなって、MCだけでもすごく長くなっちゃったんです(笑)。

 

 

 

──映像作品として、どんなところに注目して見てほしいですか。

 

わかりやすいところで言うと、衣装も20代の頃にやっていたコンサートをオマージュしているんです。「森高と言えばこのコンサートのこういう衣装だよな」という期待を裏切らない、衣装をアレンジしながら作っていて、その頃の衣装に似ているけど形や素材が違ったり、今だからこそできる衣装になっているので、もともと観に来てくださったことがある方は、曲と照らし合わせることができると思います。私の場合は曲と衣装はセットだと思っているので、その感覚で見てもらえるとより楽しめると思います。

 

 

(動画:予告編トレーラー映像)

 

──特典映像では派手なスパンコールの衣装でリッケンバッカーを弾いていますが、これは森高さんのイメージのひとつになっていますね。

 

レコーディングとかでギターを弾くようになってから、スタッフがギターを持つならこれがカッコイイよってリッケンバッカーを勧めてくれたのがきっかけです。最近ライヴをよくやるようになってから、曲によってはギターを弾きたいなと思ってまた使うようになりました。

 

 

 

──森高さんはいろいろな楽器を演奏できますよね。デビュー前から楽器への興味があったんですか。

 

もともと、小さいときからピアノをやっていて、音大を目指していたので上京するまで続けていたんです。他にも小学校の頃に器楽クラブで打楽器をやったり中学校の吹奏楽部でクラリネットをやったり、高校の軽音楽部で女の子だけのバンドでドラムをやったりとか。歌手になったのも、なりたくていうよりはオーディションに受かって歌手デビューをすることになったからなので、どちらかというと楽器の方が好きだったんです。

 

 

 

──今回、「WIZY」で「完全予約生産版」を予約購入された方には「名前入りのポスター」が特典としてついてきますが、このような企画やアーティストとファンについて思うことはありますか?


「名前入りのポスター」を自分がもらえるんだったら嬉しいだろうなって思います。私も他のアーティストのコンサートを観に行くこともあるんですけど、すごく勉強になる感覚もありますし、規模が大きすぎてただただファンとして楽しむときもあったり、逆に自分のコンサートに来てくれる方には、「こうやったら楽しんでもらえるだろうな」って考えたりします。私はMCでお客さんと喋ることが多いんです。それも、自分がファンとしてコンサートを観に行ったときに、直接喋れなくても話しかけてくれたり、会話のキャッチボールをしたりすることがすごく楽しくて、自分だったらやってもらいたいなと思っているからなんです。

 

 

──21年ぶりの全国ツアーがスタートしていますが、いかがですか?

 

今、めちゃくちゃ楽しいです。初めて観に来てくれるお客さんも多いと思ったので、皆さんが聴きたい曲をなるべく歌いたいと思ってセットリストを考えて。今回もシングル曲メインでベスト盤に近い内容になっているので、楽しんでもらえるんじゃないかなって思います。久しぶりに歌う曲って緊張して余裕がないときもあるんですけど、今回のツアーは歌い慣れてる曲が多いし、心に余裕があるというか(笑)。自分でも楽しみながら歌えています。それに、お客さんがすごくあたたかくて、「うちの街に来てくれてありがとう!」っていう、待っていてくれた感が伝わってくるんです。それがすごくうれしいですし、ツアーをやっていて良かったなと思います。

 

 

 

──先日の「Love music」(4月20日フジテレビでOA)で特集されたツアーの密着映像では、ご自身で打ち上げのお店を選んだり、ご当地名物を食べていらっしゃる様子が放送されていましたが、ツアー先へ行く前はその土地のことをご自身で調べたりされているのでしょうか?

 

そうですね。20代の頃にやっていたツアーのときも、コンサートが終わった後にはここに食べに行きたいとか、移動日にはここで観光したいとか、結構自分で調べるタイプだったんですよ。今は、便利でいろんなものを調べられるので、調べ始めるとキリがないんですけど(笑)、グルメ番組とか旅番組も多いので、自分が行く街が出ていたらメモしておいて、スタッフさんに伝えて準備していただいたりしています。

 

 

 

──近年は音楽の聴き方や楽しみ方もすごく変わってきています。そうした音楽を取り巻く環境の変化についてはどのように感じていらっしゃいますか。

 

自分がデビューした頃にレコード盤からCDに変化する流れを経験して、活動を再開してからは、以前なかった音楽配信をやるようになって、最初は不思議な感覚がありました。ブランクがあった分、取り残されているような感覚があって。でも自分もやるようになってからは、すごく面白いなって思うようになりました。ネットで調べたいときに調べられるし、音楽に触れる時間が増えるというのも良いことだと思います。あと、子どもがすごく音楽が好きで常に聴いているので、今はこういう世代にこういう音楽が流行ってるって教えてもらったりとか。逆に私の80、90年代の音楽を若い人たちが聴いて知ってくれて、コンサートに来てくれたりとか、現代だからこそできるやり取りみたいなものもありますよね。そんなふうに聴いてくれたりコンサートに来てくれるのもすごくうれしいですし、私も若い世代の音楽を聴いてカッコイイなと思ったりしています。

 

 

次ページ→ 30年間の心境の変化は?

 

 

1 / 2

new post