7人組アイドルグループ・いちぜん!。グループ名は「ただ、⼀⽣懸命。全⾝全霊。」に由来し、ライブを中心に活動をしている。今回WIZYでは自身初となるCDリリースを3月31日までの期間限定で実施中。(https://wizy.jp/project/570/)それを記念して、いちぜん!にインタビューを行った。CDリリースや本プロジェクトに込めた想いはもちろんのこと、既に配信している楽曲についても紹介。アイドルを目指すきっかけや新体制についてなど、盛りだくさんの内容になっている。本インタビューは彼女たちにとっての初めてのインタビューとなるが、“いちぜん!”に向き合って答えてもらったので、是非、最後まで読んでほしい。
CDをゲットして、いちぜん!のことを好きになってほしいなと思います
──みなさんがアイドルを目指したきっかけを教えてください。
本多郁純:私がアイドルになったきっかけは、ひとりぼっちだった私に希望を与えてくれた存在がアイドルで。それが乃木坂46さんなんですけど、自分もそういう希望を与えられる存在になりたいなと思ったので、アイドルになりたいなと思いました。
片上あいな:私は小さい頃にアイドルが主人公のアニメをよく見ていて、アイドルに憧れていました。あと、兄の影響で欅坂46や乃木坂46の番組を観たり、曲を聴いたりするようになって。憧れながらも、自分には無理だなと思っていたんです。でも、そんななかで今の事務所の人に見つけてもらいました。
高山結衣:私もアイドルがもともと好きだったんですけど、自分はアイドルになる側の人間ではないとずっと思っていて。声をかけていただいたことをきっかけに、アイドルとして活動することを考え始めました。今大学生なんですけど、毎日学校に行ってバイトしてっていうことだけじゃなくて、新しいことに挑戦したいなと思ったのでやってみようと思いました。私も坂道グループが好きです。
成瀬月咲:私は、私が死ぬ時に少しでも多くの人に自分の存在を知っていただいて、少しでも多くの人の記憶に残れば、死ぬ時に嬉しいだろうなと思ったのがアイドルを目指したきっかけです。好きなグループは特にいないんですが、お札を見て、“あ、私もこれになりたい”って思って(笑)。目指すは1000円札に印刷されることです。
大嵜翔子:私がアイドルを目指したきっかけはSKE48です。岐阜県に住んでいるんですけど、身近なところにSKE48がいて、オーディションを受けたんです。大きなグループなので一回のオーディションで諦めてしまったんですけど、それから時間が経ってお洋服が好きで雑誌を見ていたら、モデルさんが日本ツインテール協会というのに参加しているのを知って。そこからdropさんっていうアイドルさんを観に行って、かわいい女の子たちが全力でパフォーマンスしているのを観て、やっぱり自分もやりたいなと思って、もう一度目指しました。
大塚みなみ:私がアイドルを目指したきっかけは、5歳ぐらいの時にお母さんが友達から借りてきたモーニング娘。さんのコンサートDVDを観たことです。5歳だった私がステージの上でめっちゃキラキラして歌っているメンバーさんの姿を観て、小さいながらに感動をして。そこから自分もステージに立ってキラキラしたいなと思って、アイドルを目指しました。
山内日向:私は、中学生の頃からまねきケチャの松下玲緒菜さんがずっと大好きで、一人でライブに行ってたんですよ。玲緒菜さんの笑顔にすごい惹かれて、ライブの特典会でチェキを撮る時も元気をたくさんもらって。こんなにかわいくて元気をくれる人がいるんだと思って、少しでも玲緒菜さんみたいな存在になりたいなと思って、アイドルを目指すようになりました。
──今の7人体制になって3カ月経ちましたが、今のグループの雰囲気はいかがですか?以前と変わったところはありますか?
高山:後輩が入ってきたことで、一人一人の責任感がすごく強くなったかなと思います。初めてアイドルをやる子もいるので、私もまだ教える立場ではないんですけど、学んだことを少しずつ教えるようになって。教えながら、自分も学んでいるところもあります。実はダンスとかも間違えて覚えていたところがあって、後輩に教える時に“ここ全然違ったじゃん”っていうこともあって(笑)。前の7人も良かったんですけど、今の7人になってより良くなっていると思います。
片上:私も以前は責任感を全然もってなくて、ただメンバーについていって甘えてるみたいな立場だったんですけど、今の7人体制になって、もっとしっかりしないといけないなと思うようになりました。あと、グループの雰囲気はみんな仲良くて、落ち着いている方だなと思います。
大嵜:極端な話をすると、前のいちぜん!の雰囲気は“小学生男子”みたいなノリだったんですよ(笑)。とにかく元気で明るい、みたいな。今の7人になって品が生まれて、女の子らしくなったなという感じがあります。“小学生男子”から“高校生女子”ぐらいになったかなと(笑)。
──それは大きな変化ですね(笑)。新メンバーのみなさんは、加入していかがですか?
本多:私はアイドル活動がほぼ初めてで、今まではアイドルの表面的なお仕事しか知らなかったし、見てなかったんです。自分がいざ加入して活動していくと、覚えることがたくさんあるし、体力的にもきついし、考えることがいっぱいあって、加入して1カ月目ぐらいはしんどかったですね。だんだん活動に慣れてきて、今はどんな活動も楽しいなと思うようになりました。
成瀬:私はいちぜん!に加入して楽しいことばかりです。でもその楽しいことって、今までいちぜん!を作り上げてくれた先輩たちのおかげであり、スタッフさんたちのおかげであって、自分たち新メンバーはまだ何も成果があげられていない状態なので、5月のワンマンライブで何かを作り上げられたらいいなと思っています。グループはすごく楽しくて、私はめちゃめちゃ人見知りで最初は誰ともしゃべれなかったんですけど、先輩たちも新メンバーもすごく優しくて、本当に恵まれた環境の中に入ったなと思っていて。私はここでアイドル人生を終えてもいいと思えたので、入れてすごく嬉しいです。
大塚:加入するまで私は、アイドルはキラキラしててダンスと歌ができていればいいかなと思ってたんですけど、入ってみたらアイドルってダンスと歌だけじゃなくて、内面とか見た目とか、いろいろ気にしなきゃいけないことがあって、もっともっと勉強しないといけないなと思いました。いちぜん!のメンバーは一人一人優しくて思いやりがあって、本当に大好きです。
山内:私もアイドル活動はいちぜん!が初めてで、歌とダンスを覚えればなんとかなるかなと思っていたら、全然なんとかならなくて。見せ方もすごい難しいし、こんなに大変なんだっていうことを実感しました。中には前のいちぜん!の方がいいっていうファンの方も絶対にいると思うので、この一年で本当に頑張って、誰もが認めるようなアイドルにならなきゃいけないんだなって思ってますし、新メンバーとして新しい風を吹かせられるように頑張ろうと思いました。
──2月10日から2週間に1曲ずつ、8曲連続でデジタルリリースされています。いちぜん!としては初の試みですね。
高山:いちぜん!はもともと、昨年CDを制作する予定だったんですけど、それが延びちゃったんです。それで今回CDよりも先にデジタルリリースすることになりました。今まで「いちぜん!の曲をもっと知りたい、聴きたい」と言ってもらえても、「YouTubeを観てね」って言うしかできなかったんですけど、これからはいろんな音楽配信サービスで聴いてもらえるので、まずそれが嬉しいですね。いちぜん!の名前がリストに入っているのがすごく嬉しかったです。でも、まだまだいちぜん!の曲はあるので、全曲出せるくらいもっともっと大きくなりたいです。
大嵜:デジタルリリースされた時に、3日間先行でレコチョクさんのサイトで配信させていただいたんですが、トップページにいちぜん!を載せていただいていて、名だたるアーティストさんと一緒に並んでいるのを見た時に、涙が出るくらい感動して、思わずスクショしました(笑)。
──デジタル配信とCD制作に向けてレコーディングを進めているところだと思います。みなさんにとっては初めてのレコーディングになりますが、いかがですか?
山内:ヘッドフォンで自分の声を改めて聴いて、「自分の声ってこういう声なんだ」と思って幻滅しました(笑)。でも、アドバイスをくださる方がいて、でき上がったものを聴いた時に、ちゃんとアドバイスを活かせたなと思って嬉しかったです。
大塚:YouTubeとかでよく、他のアーティストさんのレコーディング風景を見てたんですよ。それで、いいなと思っていたので、自分がレコーディングする側になってすごく興奮しました。PAさん(エンジニア)とかがいて、ヘッドフォンをつけて歌えたのがすごく楽しかったし、嬉しかったです。
大嵜:今まではライブ音源が配信されたりしていたので、ちゃんとしたレコーディングをしたことがなかったんです。表情とか動きとかじゃなくて、声だけで伝えなければいけないというのがすごく難しかったところですね。
成瀬:このレコーディングで全世界の人に私の声が届いてしまう、という緊張感があってドキドキしました。それと同時に、「届け!」っていう思いでレコーディングができたので良かったです。あと、全員のレコーディング風景をスタッフさんが撮ってくださっていたんですよ。それを見たら、レコーディング風景ってけっこう個性が出るんですね。手の動きなんかもみんなバラバラで、メンバーの新しい一面が見れました。
高山:私は、レコーディングはやったことがあったんですけど、それがCDになって世に出るというのは初めてだったので、歌ってる時はすごい楽しいんですけど、でき上がったのを聴いて、「これ出しちゃうの?やばいよ…」って思ってしまって。悔しいと思ったんですけど、それを糧に次に繋げていけたらいいなと思いました。
片上:レコーディングはライブの時よりも声だけで伝わるような歌にしたくて、何回もやり直しさせてもらいました。レコーディングの機会はまたあるので、次に歌う曲の時にはこうやって歌いたいなとかいろいろ考えることができて、すごく勉強になりました。
本多:私は、歌はあんまり得意じゃないし、レコーディングしてくれた方とは初めてお会いしたので、初めて会った方に自分の歌を聴いてもらうことにすごい緊張しました。アドバイスをいただいて、レコーディングではライブとは違う歌い方ができたので、すごいいいものができたかなと思います。でも、まだ全然うまくないので、これからもボイストレーニングを重ねて、もっともっといいものを作っていきたいなって思います。
──では、今リリースされている曲を1曲ずつ紹介してください。まず、「メタセコイア」。
高山:「メタセコイア」は私たちがデビューの頃からあった曲で、簡単な振り付けで踊りやすいし、曲調もアイドルっぽくて楽しい曲です。歌詞もすごく良くて、ファンの方も「いちぜん!の「メタセコイア」を聴いたら泣ける」と言ってくださる方もいて、私たちにとってすごく大切にしたい曲です。ライブでは最後の方にやることが多くて、締めの一曲みたいな感じの曲です。
【LIVE】いちぜん! – メタセコイア(2020/12/19@Studio Freedom)
──次は、「雪月花を見る頃に」。
片上:「雪月花を見る頃に」は「メタセコイア」とは違って、ちょっとクールな感じの曲なんですけど、ロック調でもあって、メンバーのかっこいいところが見れるんじゃないかなと思います。
【LIVE】いちぜん! – 雪月花を見る頃に(2020/12/19@Studio Freedom)
──そして3曲目が「雨夜の星に見た光」。
本多:この曲は新メンバーが加入してから一番最初に作った曲で、儚い感じの曲です。今までのいちぜん!の曲は結構ガツガツいく曲が多かったと思うんですけど、この曲はちょっと切なくて、ダンスもしなやかな動きが多くて、今までのいちぜん!の曲とはちょっと違う感じになっていると思います。
【LIVE】いちぜん!- 雨夜の星に見た光(2020/12/19 @Studio Freedom)
──「キミColor」は3月24日リリースの曲ですね。
大塚:「キミColor」は新メンバーが入って一番最初に覚えて披露した曲なので、すごい思い出深い一曲ですね。いちぜん!の曲は和の感じの曲が多いんですけど、この「キミColor」はポップな明るい曲調で、聴いていてすごくテンションが上がる曲なので、落ち込んでいる時にぜひ聴いてもらいたいです。