ミロスラフ・ケイマル & アレシュ・バールタ
ミロスラフ・ケイマル(トランペット)
1941年チェコスロヴァキアのクラグノーで生まれたミロスラフ・ケイマルは、まずヴァイオリンを学び、10歳のときにトランペットを手にした。
戦後、共産主義体制が強くなるにしたがって音楽を学ぶ環境を得られなくなったため、軍のブラスバンドに入団。そこではブリューゲルホルンを吹くことになったが、この経験がトランペットでの柔らかい音色や表現力を身につけることに役立ったという。21歳でプラハ音楽院に入学、さらに上級の芸術アカデミーまですすみ、アドルフ・シェルバウムなどに師事して学んだ。
1970年、アカデミーの2年生のときにチェコ・フィルハーモニー管弦楽団に入団して以来、首席トランペット奏者として同管弦楽団の金管パートをリードしていたほか、独奏者としても活発な演奏活動を行なっている。
アレシュ・バールタ(オルガン)
1960年生まれ。ブルノ音楽院でヨゼフ・プクルに、プラハ音楽アカデミーではヴァーツラフ・ラバスに学ぶ。
在学中に、チェコ国際コンクールにおいて初めて入賞し、注目を集める。1982年、リンツのアントン・ブルックナー国際オルガン・コンクールにおいて第1位を獲得した。
彼のレパートリーは、バロックから現代音楽までと幅広く、チェコをはじめ各国の主要な作品を含んでいる。オーケストラとの共演も多く、1995年より、プラハ放送交響楽団の専属ソリストとなる。1996年3月、J.S.バッハの録音で、スプラフォン・ゴールドディスクを受賞した。「ロシア名曲集」、バッハ「トッカータとフーガ」他、発売している。
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