7人組ユニット、「原因は自分にある。」。一度聴いたら忘れられない、印象的なアーティスト名が目を引く彼らだが、1月13日(水)に1stアルバム『多世界解釈』をリリースした。本作は数々の有名なクリエイターを迎え、彼らの新しい顔が見えてくるアルバムに仕上がっており、このアルバムをきっかけに彼らの印象が変わった方も多いことだろう。今回、1月のレコチョクオリジナル企画「Breakthrough」に選出させてもらったことをきっかけに、独自インタビューを実施。アルバムについてはもちろんのこと、彼らの素顔に迫る質問や、お互いについて感じていることなど、幅広く質問させてもらった。アルバムと合わせて、新たな彼らの一面を楽しんでほしい。

 

 

 

原因は自分にある。というグループを知らない人でも楽しんでもらえるアルバムだと思っています

 

 

 

――まずは、皆さんが音楽を始めたきっかけを教えて下さい。

 

大倉空人:中1です。この活動をし始めてからです。

 

小泉光咲:スカウトされたので、最初は音楽に全く興味がなかったのですが、先輩達のライブなどの姿を見て、音楽に興味を持ちました!

 

桜木雅哉:音楽番組に出ているアーティストさんの真似することが好きだったので、音楽を始めました。

 

長野凌大:弟(長野蒼大)が先に事務所に入ったのですが、弟の初めてのライブを見に行った時に、そこに出てるみんなが輝いて見えて、僕もその場所に行きたいと思ったのがきっかけです。

 

武藤潤:事務所に入ったのと同時に始めようと思ったのがきっかけです。

 

杢代和人:自分はスカウトされて芸能界に入ったんですが、入る前からアイドルに興味があってスターダストにボーイズグループがあることを知ったので、最初、研究生として活動を始めたのがきっかけです。

 

吉澤要人:今の事務所にスカウトされて、EBiDANで活動することになったのがきっかけです。スカウトされる前は、ミュージカル俳優になりたいという夢があったので興味はありましたが、本格的に始めたのは事務所に入ってからです。

 

――それでは、皆さんそれぞれの「人生の1曲」がありましたら教えてください。

 

大倉:GReeeeN の「キセキ」です。この曲はドラマ 『ROOKIES』で知って、今でも大好きな曲です。映画では、僕の大好きな菅田将暉さんも歌っていて…もう感動です。

 

武藤:僕もGReeeeNさんの「キセキ」です。カラオケで歌えるようになるまでたくさん練習した思い出があります。この曲が主題歌のドラマ『ROOKIES』も好きでした。

 

小泉:向井太一さんの「道」という曲です。今、僕らが夢に向かって目指しているのと曲の歌詞がマッチしていて、この曲を聴くと「僕ももっと頑張らなきゃ」と思わせてくれる曲です。

 

桜木:DISH//の「恵比寿物語」です。事務所に入ってすぐの時に、ライブでは1人で歌い、LINE LIVEでも歌い、大きいステージの上で、2人で歌わせていただいた曲です。この業界に入り、ここまで来れたのは「恵比寿物語」という曲のおかげだと思っています。

 

長野:「原因は自分にある。」ですね。デビューが決まって僕たちがどこに向かえばいいのだろうか?と思っている時にこの曲が向かう先をしっかりと照らしてくれたし、これからも照らし続けてくれる楽曲だと思うし、僕のこれからの音楽人生に大きく影響してくれた曲です。

 

 

 

原因は自分にある。「原因は自分にある。」Music Video

 

 

 

杢代:人生の一曲はTOCCHIさんの「Swing Remix feat.唾奇 (Prod.CraftBeatz) 」です。僕はラッパーの唾奇さんが好きで、唾奇さんを好きになり始めた時にこの曲に出会ったのですが、リズムやビートもめちゃくちゃ刺さって。その中でも1番、この曲の良さだと思うのはリリックだと思ってるので、ぜひ聴いて欲しいです。

 

吉澤:「サークル・オブ・ライフ」です。小学4年生の時に、劇団四季のライオンキングを見に行ったのですが、最初の曲がこの曲で、聴いた瞬間心を奪われて。それがきっかけで音楽に興味を持つことができたので、この曲に出会えたことが今の僕がいる一つの“原因”です。

 

――さて、今回1月の【Breakthroughアーティスト】(レコチョクオリジナル企画)にピックアップされましたが、今のお気持ちをお聞かせ下さい。

 

長野:こうして注目してくれることは本当に嬉しいし、活動する上での自分達のモチベーションや自信に繋がります。これからも注目されるように、いろんな新しいことをして輝き続けたいと思います。 

 

――いきなりですが…。レコチョクに対するイメージを教えてください!

 

吉澤:たくさんのジャンルのアーティストさんを紹介されていて、ランキングなどもあり、とても親しみやすい音楽配信の会社、っていうイメージです!

 

多世界解釈_JK

1月13日(水)にリリースした1stアルバム『多世界解釈』のジャケット写真

 

――ありがとうございます。さて、1stアルバム『多世界解釈』は豪華クリエイター書き下ろしの楽曲をはじめ、「ずっと真夜中でいいのに」の編曲を手掛ける100回嘔吐さんや歌い手ラッパー・nqrseさん作詞の楽曲など、盛りだくさんの内容になっていますが、ご自身たちにとってどんなアルバムになりましたか?

 

小泉:このアルバムは、僕らをあまり知らない人でも一つは絶対良いなと思える曲があると思えるくらい、いろんな曲がたくさん詰まっているアルバムだと思います。

 

武藤:同じく、原因は自分にある。というグループを知らない人でも楽しんでもらえるアルバムだと思っています。2020年は活動があまりできなかったので、再スタートという意味も込めた1stアルバムになっています。

 

――アルバム制作時のエピソードや、苦戦した部分などがありましたら教えてください。

 

大倉:曲が全部良くて、全部難しかったです。曲もダンスも。何回も聴いて、その曲のニュアンスを掴んだりしてました。特に「スノウダンス」がめちゃくちゃ難しかったです。歌詞が真っ直ぐだからこそ伝わりやすいので、歌う側としてはめちゃくちゃ難しくて。振りも“仕草の延長”のような感じで、初めてのことが多く、本当に難しかったです。

 

 

 

原因は自分にある。-スノウダンス

 

 

 

杢代:自分は「ネバーエンドロール」が一番苦戦しました。ボカロっぽく歌うのがめちゃくちゃ難しかったのですが、ボカロっぽく歌う中に自分達の意思や思いを込めないといけないので、大苦戦しました!

 

――「スノウダンス」はYOASOBI のAyaseさん、「スノウダンス」のアニメーションMVはジノさん、「ネバーエンドロール」は100回嘔吐さんの楽曲提供、人気歌い手ラッパー・nqrseさん作詞の「In the Nude」とのことですが、聴いた時に感じたことを教えてください。

 

長野:こんなにも豪華なクリエイターの方々がこうして関わってくださることが本当に嬉しいし、単純に皆さんのファンなので、曲が送られてきた時から「良い曲〜」ってなりますし、レコーディングが終わってアニメーションなども加わると「やっぱ良い〜」ってなりますね(笑)。とにかく、こんなにも豪華な方々が関わってくださって本当に幸せです。

 

――ドラマ『年の差婚』では「シェイクスピアに学ぶ恋愛定理」、また、年末の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』でデビュー曲「原因は自分にある。」が流れたときの感想を教えてください。

 

桜木:ドラマの主題歌については、自分がこの業界に入っての夢の一つだったのでとても嬉しかったし、“げんじぶ”を知らないたくさんの方々にも曲が届くと思い、ワクワクしました!

 

 

 

原因は自分にある。- シェイクスピアに学ぶ恋愛定理

 

 

 

――皆さんがそれぞれ、アルバムの中で好きな楽曲と、その理由を教えてください。

 

大倉:「In the Nude」です。この曲はどっちかというと要人(吉澤)のrapタイプなので、大人っぽくてセクシーな感じで僕とは正反対なタイプで。だから初めての挑戦で、本当に難しかったんです。僕のrapを残しつつ、そこにセクシーさを感じさせるのが難しくて、レコーディングを自分だけで2時間ぐらいやってしまって。めちゃくちゃ時間かかってメンバーに謝ったんですけど、頼りになるメンバーたちがみんな巻きで終わらせてくれたおかげで、結局オンタイムで終わったらしくて。本当にありがとうって思いました。だから1番好きな曲です!

 

 

 

In the Nude-原因は自分にある。【ライブ映像/仮想げんじぶ空間case.2】

 

 

 

小泉:「幽かな夜の夢」です。この曲は、せつない歌詞になっているけど、爽やかな音になっていて、自分らの年齢らしい曲になってると思います。これから成長するにつれてまた見え方も変わってくるんじゃないかな、と楽しみな気持ちにもなります。

 

 

 

【リリックビデオ】幽かな夜の夢 – 原因は自分にある。

 

 

 

桜木:「スノウダンス」です。もともとバラード系の曲が好きなことと、初めて聴いた時に「いい!」と思ったからです。

 

長野:アルバムのプロモーションをしていると、この質問が必ずされるのですが、本当に1番を決めると言われると困るくらい良いアルバムなので、時々言う曲を変えていて…今回は「ネバーエンドロール」にします(笑)。

この曲は主に100回嘔吐さんが制作してくださったのですが、正しくピアノロックという感じの曲で、今まで100回嘔吐さんが僕たちに作ってくださった曲の中で1番「100回嘔吐さんが作っているんだなぁ」としっくりくる曲でしたし、そんな曲を僕達が歌えることが嬉しかったです。今回レコーディングでディレクションもしていただいて、初めてお会いしたのですが、「100回嘔吐さんが作られた曲が大好きです」と伝えられたので、そんな思い出も含めて好きな曲です(笑)。

 

武藤:「柘榴」です。原因は自分にある。を、まさに表現している楽曲だからです。歌詞をよく聴くとここ最近耳にしたことのある単語や言葉があったり、中毒性のある曲調で何度も聴きたくなる楽曲になっていると思います。

 

 

 

原因は自分にある。-柘榴

 

 

 

杢代:1番好きな楽曲は「ネバーエンドロール」です。今回のアルバムの最後の曲で、まさにエンディングにふさわしい曲なのですが、エンディングで悲しい気持ちになるというよりかは、「これからも前を見て歩き出す」。そんな明るく背中を押す曲になってます!メロディもめちゃくちゃいいので、ぜひ聴いてほしい一曲です。

 

吉澤:「夢に唄えば」です。この曲はこれまでになかったミュージカル調な楽曲です。とてもお洒落で海外にいるような気分になれるのですが、その中にも「げんじぶらしさ」を感じられるところがあって、魅力たっぷりな楽曲だからです。

 

――今回、WIZY限定盤のアルバムでは、配信オリジナルイベントやメンバー個別・1on1オンライントークなどが実施されるとのことですが、イベントで楽しみにしておいてほしいことなどがありましたら教えてください。

 

杢代:久しぶりにファンの皆さんとお話できることを本当に楽しみにしてます!僕のテンションが高いので、ついてきてください!!

 

吉澤:直接話すということも、前は簡単に出来たことだけど今はそれも難しくなっている中で、やっと直接話せる機会があるので、僕自身、ファンの皆さんと話をするのがとても楽しみなんです。だから皆さんにも話せることを楽しみにしていてほしいなって思います!今から話したいことたくさん作っておいてほしいです!

 

 

――WIZY盤のアルバムには改名1周年記念特別配信ライブ「仮想げんじぶ空間:case.2」が収録されますが、改めてライブを振り返ってみていかがですか?

 

大倉:オンラインライブならではなことがたくさんできたと思います。「In the nude」のワンカメショーだったり、「Up and Down」の時、ステージもUp and Downしたり…。そういうとこもめちゃくちゃ楽しかったですけど、その分ファンの方々はいないので、ファンの皆さんのありがたさを改めて実感したライブにもなりました。やっぱり皆さんがいる景色をみたいなと思いました。

 

――1月31日(日)まで、は新曲「スノウダンス」からイメージした“待ち受け画像”をファンはもちろん、様々なクリエイターから募集し、応募作品の中から審査を通過した作品は、WIZYにて3月14日(日)迄の期間限定で“待ち受け画像”として販売されてしています。この試みについて感じることを教えてください。(https://shop.wizy.jp/projects/gnjb

 

長野:今までも僕達はいろいろな新しい挑戦をし続けてきましたが、今回も新しいことに挑戦できて嬉しいですし、こういった試みは面白いなぁと思います。僕たちも皆さんの素晴らしい作品を、曲を通して一緒に表現できるのが嬉しいです。これをきっかけにクリエイターの方に原因は自分にある。に新しい風を吹かせていただきたいですし、僕たちもクリエイターの方々のお力に少しですがなりたいので、お互いが喜べる試みだなぁと思います。

 

――更に、皆さんに選ばれたデザインは、「スノウダンス」のミュージックビデオに起用される可能性もあるとのことですが、こうしたクリエイター同士のコラボなどについて、感じることを教えてください。

 

長野:音楽でもアーティスト同士が〇〇feat.〇〇とコラボしてるのを聞くとワクワクするし、お互いの良さがぶつかり合ってより良い作品になるのを見るととても良いなぁと思います。デザインも一緒で、クリエイター同士の良いところがぶつかり合って新しいものが生まれて良くなると思うので、とても良いなぁと思いますね。

 

 

 

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