microstar
マイクロスターは、“ナイスミュージック”(1993年にビクターからデビュー、アルバム4枚、シングル4枚をリリース)を解散した佐藤清喜と、ヴォーカル/ベースのP-chan(飯泉裕子)による2人組。1996年の結成後、エンジニアである寺田康彦氏がオーナーをつとめるTHINK SYNC RECORDSよりミニ・アルバム2枚(『birth of the microstar』『micro freaks』)マキシ・シングル1枚(『I’m In Love e.p.』)をリリースしている。初期はエレクトリカルでカラフルなポップ・センスとエモーショナルなプレイ、そして“スクーデリア・エレクトロ”のサポート・メンバーとしても活躍していたP-chanのスタイリッシュな魅力がはじける、ポップ・ユニットとして活動。その後、王道のポップス路線へ移行を試み、2ndマキシ・シングル『lovey dovey plus』をリリース、60’sポップスの要素が詰まったそのサウンドは、ポップス・マニアの間で絶賛された。そして2008年5月、遂に1stフル・アルバム『microstar album』をリリースする。その内容は、まさに「こんなサウンドの作品を待ってました!」というリスナーの声が聞こえてきそうな、グッド・メロディ、グッド・サウンド満載の全10曲入り。全てシングル・カット出来そうなメロディの美しさは勿論のこと、そこにオールディーズ/60'sポップスからソフト・ロック、ネオアコ、ナイアガラまでをきっちり分析し、独自のフィルターを通して再構築したような極上のサウンドが加わった、まさにこれぞ王道ポップ・ミュージック!しかもその完成度は極めて高く、無条件でウキウキするような音楽の魔法が詰まった極上ポップ・アルバムに仕上がっている。江口寿史氏(漫画家)をはじめとするポップス通の耳をも唸らせるそのサウンドは、アルバム・ジャケットが示すように、まさにエヴァー・グリーン。これは10年に一度の名盤誕生と言っても過言ではないだろう。全ポップス・ファンに捧げる奇跡のマスター・ピース、あなたもその耳で確かめてみてはいかがだろうか。
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