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オリジナル作としては2年4ヵ月ぶりとなる11作目。とにかくメロディが引き立ったアルバムだ。甘くて切なくて、胸が苦しくなってため息をついてしまうほど美しい。"そりゃそうでしょ。スピッツなんだから……"と自分でもつっこみたくなるが、ほんとうに全編が珠玉のメロディなんだからしょうがない。<br>共同プロデューサーには前作に引き続き、亀田誠治を起用。彼とバンドの相性は、色合い豊かなサウンドが示している。たとえば「優しくなりたいな」では、広い部屋にピアノを一台置いてマイク一本で音を拾ったような音響をスタジオで再現。くぐもった音色でプライベートな空間を演出する。そして今どき沖縄民謡風というちょっぴりハズした感覚が微笑ましい「ナンプラー日和」では、三線をフィーチャー。もちろんその大らかな音色と素直なメロディとの相性は抜群だ。と思えば、これでもかというほど甘い甘いアレンジのストリングスに彩られたラブ・ソング「ありふれた人生」もある。やさしいメロディに乗って"もう待てない これ以上待てない"なんて言葉をくり返されると、思わずほんのり赤面してしまう。そして、まったりとスカのビートを刻む「自転車」では、のほほんとしたティンバレスの音色がレイドバックした空気を伝えてくる。<br>でも、今作の主役はあくまでもメロディだ。すべてのアレンジは旋律に寄り添い、美しく響かせることに徹している。その結果生まれたサウンドからは、あたたかくて、慎ましくて、でもなんだかいたずらに胸をざわつかせる春風のような匂いがする。これ以上なにを足してもなにを引いても壊れてしまいそうな危うさも含めて、その絶妙なさじ加減に彼らのこだわりと余裕を感じる今作。やはりスピッツは、時間をかけて緻密な計算を重ね、すべてをコントロールして作品を作りあげる職人気質のバンドだ。そんなことを実感しながら、その手が生みだす繊細な音楽のフォルムに酔わされる極上の一品。(CDジャーナル)
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