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宮野真守

更新
2008/11/28

コメントムービー

宮野真守 コメントムービー

宮野真守

インタビュー/レビュー

宮野真守

ニューシングル「…君へ」

――前作「Discovery」の世界観から一転、「…君へ」は実に壮大なナンバーになりましたね。

「そうですね。僕の中にある「想いを伝えたい」という感情は一貫して強く出ていると思うのですが、おっしゃるとおり、曲調は本当に壮大な楽曲になりました。「…君へ」も数あるデモ曲の中から選んだのですが、このドラマ性に完全にやられてしまって。イントロはクラシカルな印象からはじまり、段々と込める想いが高まるにつれてリズムが増え、最後はまるでクラブ・ミュージックのようにダンサブルなグルーヴにまで発展していく。レコーディングする前から、「今歌う曲はこれしかない」という強い確信が芽生えましたね。」

――言葉少なく語られるサビのメッセージが、とても感動的でした。

「そう言っていただけると、すごく嬉しいです。多くを語らずに、伝えたいことだけを真っ直ぐに伝えるという部分は、この楽曲においてすごく重要な部分で。2番のサビは、もう「君に…」しか歌詞がないんですよ。この“言葉にならないほどの想い”を感じて欲しいんです。」

――サビに到るまでのドラマ性と感情表現に、宮野さんの“役者でありシンガーである”というスタイルが現れているようにも感じたのですが、いかがですか?

「僕はどの楽曲もひとつの物語として捉えていて、その物語を演じきることを目標に取り組んでいるんです。「…君へ」は、長い間、大切な人と同じ時間を過ごしていた安心感から生まれたすれ違いが、気付くと取り返しのつかない状況にまで発展してしまい、別れを選んでしまった主人公の物語です。そこから彼が、どのように自分の本当の想いに気付いていくのか。そのドラマ性を、僕はこの楽曲で描きたいと思ったんです。「もう一度、この想いが伝えられるのなら……」という後悔ばかりしている不器用な主人公ですが、自分の本当の想いに気付かされたことで、“嘘偽りのない愛”を伝えたいというシンプルな感情と共に、前に進んでいく……。この曲で描いた壮大な物語って、実は誰もが一度は味わったことがあるものだと思うんですよ。その物語を作詞者、作曲者の方はたった数分の楽曲の中で表現したわけですよね。歌入れは、その物語を可能な限り壊さずに表現して、みんなに伝えたいという一心で取り組みました。その思いは、“役者として培ってきたものを、シンガーとしてどう活かすか”という部分にも通じているなぁって。」

――なるほど。

「僕は常に、プレイヤーとして役の心情を理解し、捉えるように、歌も紡いでいけるのなら“宮野真守が歌う意味”になるのではないかと考えているんですね。僕の中で音楽活動は、“自分で生み出すことへの憧れ”を形にしていくものでもあって。正直、「自分はアーティストです」と言うにはまだおこがましいという思いがあるのですが、そこを目指すことで、自分なりのアーティスト像を築くことができるのではないか?と考えています。“演技と歌に隔たりを感じない”という部分は、僕の大切なスタイルなのかもしれません。それって、やっぱり表現することが好きだということなんですよね。考えれば考えるほど、そこに行き着いちゃいます(笑)。」

――大変興味深いお話でした。2曲目の「Beautiful smile」はR&B調で、これまた物凄く難しい楽曲ですよね?

「本当に!物凄く難しいんですよ(笑)!」

――でも、コーラスも含めて見事に歌いこなしているという印象を受けたのですが、これはR&Bの素養がなければ歌えない曲だと思うんですよ。実際、お好きなんですか?

「R&Bは大好きで、普段からよく聴いています。なので、こういった楽曲は今後目指していきたい方向性のひとつだったんですよ。ただ、“好き”と“できる”は違うじゃないですか?特に、このコーラスですよね。まさか、こんなに難しいものだとは思っていませんでした(笑)。何度も何度も声を重ねてコーラス部分は作っていったので、この楽曲だけですごい人数の僕が収録されています。そして今回は、英語部分の歌唱も指導していただきました。こういうR&B特有のフェイク感を、もっと出せるように頑張っていきたいですね。」

――「FIRST GATE」も様々なブラック・ミュージックが下地になっていますが、これまでの楽曲と比べて、セクシーさをかなり強調していますよね?

「かなり意識していますね。そもそも、このシングルに収録されている楽曲それぞれ、別々のキャラクターを演じたいと考えていたんですよ。中でもこの曲では、“男のエロス”を表現したかったんです。歌詞のチョイスも、面白いくらいに大人なムードに溢れていますよね。「Beautiful smile」とは真逆で、恋愛のスリルや駆け引きを楽しんでいる感じが出ていればいいなぁと思って取り組んだのですが、これはある意味、僕の憧れている男性像でもあるんですよね。言い換えれば、僕にはない要素です(笑)。こういったセクシーさを兼ね備えた人って、本人はまったく意識していないことが多いと思うんですよ。そういう自然な色気は、純粋に憧れを抱いているかもしれないですね。」

――ここまでの音楽活動を振り返って、改めて見えてきたものはありますか?

「2枚のシングル併せて、“6通りの宮野真守”を表現させて頂きましたが、これは必ず役者としての自分にもフィードバックされていくと思うんです。ひとつひとつの言葉を大切にするという意味では、両方の活動が良い形で影響し合うことが理想ですよね。“歌だからこそ伝わること”は確実にあって、それを2枚のシングルを通じて知ることができた今、表現者として歌を追求していくことが、これからの僕の目標です。」

ニューリリース

…君へ

宮野真守

ニューシングル
「…君へ」

KICM-1257
\1,300(税込)
2008/12/03
KINGRECORDS

収録曲

01.…君へ
  • 着うた®
  • 着信ムービー
02.Beautiful smile
  • 着うた®
03.FIRST GATE
  • 着うた®

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