
配信デビュー曲「マロの言葉」「Dreaming AllNight」

“THE LAST QUEEN of NEW ELECTRO”という称号を掲げ、4月19日に配信専門レーベル「e―SUM records」第一号アーティストとして、華々しくデビューを果たした、次世代を担うシンガーソングライター・ユハラユキ。彼女の楽曲に流れているテーマは、本人の内部で相反する要素が詰めこまれた「アンビバレンツ・ポップ」なるもの。だからこそ、一見キャッチーで思わず口ずさんでしまうけれど、彼女の楽曲は、何度も聴いていくうちに、その色合いが、捉え方が変化し、聴き手の胸をズキズキと突き刺し、その奥のずっと深いところまで浸透していく。ぜひ一度彼女の楽曲に耳を傾け、このインタビューを機に、ユハラユキという一人の女の子、アーティストの人柄にも触れてほしい。
――まず音楽を志したきっかけを教えてもらえますか?
「小さいころとかはまったく音楽に興味がなくて、中学までカラオケに一度も行ったこともないほどだったんですよ。だけど、高校生になって、洋楽を聴きはじめてから、どんどん音楽にのめり込んで。聴くよりも歌うほうが楽しそうだな、じゃあ、やってみようって」
――即行動に移したと。それにしても、カラオケに行ったことなかったって。むしろその方が珍しいよね?
「ずっと私は歌が下手だと思っていたんですよ。だから、人前で歌うなんてもってのほかで」
――なのに、洋楽を聴いて、ただ聴くだけでなく、自分で歌いたいと思ってしまうほど、一気に音楽への熱が高まったのはなぜ?
「どうなんでしょうね…自分でもわからないほど、そこでよし、私はアーティストになるぞ!と思い立ってしまってしまったんでしょうね(笑)。それで毎日のように部屋にこもって歌の練習をするようになって。で、歌の練習をしていくうちに、ライブとかやるにしてもオリジナルの曲がないと困ったなって思って。じゃあ、自分で作るしかない!と、わけわかんないまま曲作りをはじめて(笑)」
――その行動力でここまで一気に辿りついたと。
「というよりは、ここまで辿りつくまでにはいろいろ紆余曲折があったんですけどね。でも、今思うとすべてが私にとって大事な経験になりましたね」
――そして、このたびユニバーサル配信専門レーベル「e-SUM records」第一号アーティストとしてデビューを果たしたわけですが。
「本当にラッキーガールだなって思いますね。検索したら自分の名前が出てきたりして、信じられない部分もあるんですけど、今はひたすら音楽に打ち込むだけだなって。感謝しながらこれから頑張っていこうと思ってます」
――その楽曲として「マロの言葉」と「Dreaming All Night」の2曲が選ばれたわけですが、その理由、各々の聴き所は?
「「マロの言葉」はアレンジャーのIPPEIさんにも協力してもらって、いろいろ遊びながら、楽しみながら作ることができたんです。きっとおばあちゃんにはそのよさがわからないかもしれないけど(笑)、楽しいと思ってくれる人に届いてくれたらいいなと。サビの部分は、とくにパンチがあるわけでもなく、いい意味で力が抜けたメロディーになっているんですけど、歌詞を読んだら多分同じ気持ちになったことある!って方が多いと思うんです。よくぞユハラ言ってくれたねって(笑)、ひとりで心の中でよしよしって(笑)、ストレスを発散させてもらえたらうれしいですね。また「Dreaming All Night」は、「マロの言葉」とは全然違って、ワハハって笑いながらノリノリで歌った、とにかく楽しければいいじゃんっていう曲で(笑)。嫌なことを忘れたいときに聴いてもらいたいですね」
――聴くと心が軽くなりますね。それにしても、「マロの言葉」ってタイトル、1回見ただけで、かなりのインパクトがありますね(笑)。
「昔の人が自分のことを呼ぶときにマロって言うじゃないですか。だけど、私の中では、ちょっとオトボケな感じのお殿様、おじゃるまるとかが使うイメージがあって(笑)。誰かに頑張っていこうよって言われるより、おじゃるまるにそちも頑張れって言われたほうが、ハーイって素直に聞けるかなって。それで最初はサビの部分にその言葉を選んで書いていたんですけど、ディレクターと話合ったときに、もうちょっと伝わりやすいイメージにしたほうがいいんじゃないかと言われて、新たに全体を女の子のイメージに変えたんです。だから、タイトルだけそのまま残ってしまったんですけど(笑)」
――なるほどね。まさに女の子が共感できるフレーズ、素直に言えなかったりする思いが散りばめられているのが、ユハラユキさんの楽曲の魅力だなって。アーティスト・ユハラユキとしてつねに大事にしている部分とは?
「歌詞とかもそうなんですけど、現実的に物事を見たくて…例えば、何かを見てきれいだねって、それだけだとどこか嘘くさく思えてしまうんですよね。リアリティーというとちょっと照れくさいですけど(笑)、それだけじゃない部分もあるってことを、歌詞にしろ、写真にしろ、目に映るもの、耳で感じるものすべてにおいて表現していけたらいいなと思ってます」
――平面ではなく、立体的に物事を捉えて、それらを視覚聴覚ともに表現していきたいと。
「例えば、歌詞でものすごく毒があるものを書いているのに、ライブでは恍々とスポットライトを浴びていたりしたら、まったくイメージがあわないじゃないですか。そういう相反することはしたくないなって。楽曲もジャンルでわけでしまうと、いろんなところに散らばってる感はあるかもしれないけど、よく聴くとちゃんとひとつの世界観になっていると思いますし」
――なるほど。ちなみに今、ユキさんが「着うた®」にされている曲とは?
「もちろん自分の曲です(笑)。それまではいろいろ変えたりしていたんですけど、今は着信のときは「マロの言葉」、メールの受信は「Dreaming All Night」と全部統一させてますね。ぜひみなさんにもこの2曲をダウンロードしてもらえたらうれしいですし、たった1回でいいので、とりあえず聴いてほしいですね。1回聴くか聴かないかがすごく大きいと思うので。ぜひみなさん1回聴いてみてください!」

ユハラユキ コメントムービー |
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