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BUCK-TICK

 

BUCK-TICK

20年ぶりにビクターに復帰して放つ、キャリア通算20作目のアルバム。

最新アルバム

『アトム 未来派 No.9』

2016/9/28発売

13曲収録/¥3240

ハイレゾアルバム

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『アトム 未来派 No.9』

2016/9/28発売

13曲収録/¥2160

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インタビュー

前作『或いはアナーキー』より、約2年ぶりのBUCK-TICKのニューアルバム『アトム 未来派 No.9』が完成した。まずはその、つかみどころのないアルバムタイトルに興味を惹かれるのだが、一つ一つの言葉はアルバム楽曲の歌詞に出てくる言葉が引用されている。中でも“No.9”は、先行シングルとして9月21日にリリースされるニューシングル「New World」に出てくる言葉だ。

「“New World”というのは、ビクターに移籍したり、来年30周年だったり、毎日毎秒が“New World”だということで。“No.9”のところは、今井さんのデモテープに入っているデタラメ英語で“ナンバー”みたいな響きが入っていて、それが自分の中で変化して“No.9”になりました。New World=新世界、No.9=第9、9番目と考えていくと、偶然ですけどドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」と繋がって、これだ!と思ったんです」(櫻井敦司)

偶然にも世界的に有名なクラシックと繋がったこの「New World」は、その名の通りスケール感のあるキャッチーなナンバーで、アルバムの候補曲としてあがった時点でシングル曲になるだろうと誰もが予感したという。

「BUCK-TICKらしい感じの、かつポップな印象の曲だなと思って。出てきた時にたぶんこの曲がシングルになるのかなと思った」(樋口豊)

次に“アトム”はアルバム2曲目に収録された「PINOA ICCHIO - 躍るアトム -」から。今井寿作詞作曲のこの曲は、今井が昨年末から今年にかけて活動していたSCHAFTのメンバーである上田剛士(AA=)参加曲。ブレイクビーツ炸裂のナンバーで、ヤガミ・トールは「BUCK-TICKの楽曲の歴史上、一番短い曲」と語った。そして“未来派”は9曲目の「FUTURE SONG - 未来が通る -」から。厳密に言うと、“未来派”という言葉は歌詞になく、ここでは“未来だ”と歌われている。この曲は櫻井と今井のツインボーカル曲で、歌詞も二人で書き分けているという、とてもフックのある曲だ。

こうして歌詞の中で語呂のいい言葉を拾い、タイトルにしたのは今井だが、この一見ランダムに並べた言葉にも、偶発的ではあるが意味合いが生まれたという。

「“アトム”と“未来派”と“No.9”と、意味が分からない感じだけど、何か意味があるような。結果、カタカナと漢字とアルファベットと数字が並んで、“ア”から始まって“ン”で終わるようにまとまったかなと」(今井寿)

特にコンセプトを立てずにスタートしたというアルバム制作だったが、楽曲制作やサウンドメイクのイニシアチブを取る今井の中では、新しいチャレンジがあったという。

「内側からちょっと変えたいという気持ちがあって。今までは自分の好みのものしか取り入れず、納得するもので固めてきたけど、今回は人が入れてきた音で普段はOKにしない音もOKにした」(今井)

今井が今作で新しい変化を求めた一方で、BUCK-TICKのもう一人のメロディメーカーである星野英彦は、いわゆる“星野節”と言えるミディアムな美メロナンバー、「El Dorado」「樹海」「曼珠沙華 manjusaka」の3曲を制作。どの曲も情景が浮かんでくるような情緒溢れるナンバーで、星野の真骨頂と言える。この3曲について、「今回は何か意識的に作るというよりは、自然に出てきたものを形にした」と語っている。今作では今まで以上に自然体な星野のメロディに触れることができるだろう。

今作は横山和俊やCUBE JUICEといった旧知のマニピュレーター陣に加え、前作からのYOW-ROWや、上田剛士(AA=)、藤井麻輝(minus(-)/睡蓮)と、実に多彩なメンバーがゲストミュージシャンとして顔を揃えている。それぞれのカラーが曲ごとにより顕著なのは、先の今井の考えによるものなのだろう。さらに、ヤガミ、樋口によるリズム隊の生音と、エレクトロのせめぎ合いは面白い化学反応を生み出し、『SEXY STREAM LINER』(1997年)や『ONE LIFE,ONE DEATH』(2000年)など、デジタル色の強い過去作品とはまた違う、新しい触感がする作品となった。

SCHAFTのメンバーが多く参加していることもあり、今井が昨年から今年にかけて行ったSCHAFTでの活動で得た刺激が、サウンド面にフィードバックされていることが一聴して分かる作品だが、櫻井の詞やヴォーカルでの変化を見ると、THE MORTALでの活動が及ぼした影響を感じずにはいられない。

「今回は結構貪欲なんですよ。新聞やテレビ、雑誌、使えそうなものは何でもいい。カッコ良かったら何でもいい。ガツガツしてていいって」(櫻井)

例えば「DEVIL'S WINGS」はアニメの「デビルマン」のイメージを、ラテン調のナンバー「Cuba Libre」はアランドロンの映画「太陽がいっぱい」など、インスパイアされたものはどんどん取り入れ、表現の幅を広げていった。それは歌詞だけでなくヴォーカルも然り。「El Dorado」の殺伐としたドライな表情や、女性目線の歌詞を昭和歌謡のごとく歌い上げる「THE SEASIDE STORY」など、その表情は実に豊か。櫻井が特に気に入っているという「愛の葬列」は、藤井麻輝が参加したナンバー。淡々としたメロディの中で、沸き上がる感情をグッと押し殺したようなヴォーカルが一際切ない。

「静かに人知れず、美しく逝く。そんな曲で。しっかり受け止めてほしい曲です」(櫻井)

そしてもう一つ特筆すべきことは、このアルバムが全体を通して前を向き、突き進んでいるということだ。“無限の闇 切り裂いていけ”(「New World」)、“新しい 命だ 素敵だ 鼓動踊るよ”(「美 NEO Universe」)、“蹴散らせ 引くな怯むな 進め 未来だ”(「FUTURE SONG - 未来が通る -」)など、ポジティブな言葉が随所に見られる。それが今作から満ち溢れるエネルギーを感じる所以だ。

この最強のアルバムを引っ提げて、10月8日(土)神奈川・よこすか芸術劇場を皮切りに全国ツアー『アトム 未来派 No.9』がスタートする。ファイナルは12月29日(木)日本武道館公演。この楽曲達がどんなふうにライヴで魅せてくれるのか、開いたばかりのBUCK-TICKの新しい世界に期待が高まるばかりだ。

(文:大窪由香)

『アトム 未来派 No.9』
  • NEW ALBUM『アトム 未来派 No.9』
    2016年9月28日発売!

    [品番 / 価格]
    ▼初回限定盤A[SHM-CD+特典映像Blu-ray]
    VIZL-1041 / ¥5,980(tax out)
    ▼初回限定盤B[SHM-CD+特典映像DVD]
    VIZL-1042 / ¥5,480(tax out)
    ▼通常盤[CD]
    VICL-64629 / ¥3,000(tax out)
    ※初回限定盤は、CD/DVD/Blu-rayの収録内容をスマホで簡単再生できる「プレイパス」サービス対応

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