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2003年の結成以来、沖縄のメタルシーンの旗艦として常に最前線に身を投じ、歴史あるオキナワンロックの正統継承者の一翼として、挑戦を続けてきた鉄カブトがこの度、全精力を注いだ2ndフルアルバム「KATANA」をリリースする。しかし前作「WAR(2009年)」から何故これだけの期間が空いたのか。それは鉄カブトの創始者であり象徴であるマサ一撃を襲った病魔である。「職業性ジストニア」という難病が彼を襲ったのが8年前。そんな中でも「WAR」をリリースし、古巣地獄車のほうでも「地獄門」をリリースしたのだが、それらはまさに命を削っての仕事であった。そして2014年6月、ギターを置くことを決意。だが悲壮感は無かった。彼には長年にわたって積み上げてきた大きな財産が二つあったからだ。 一つは鉄カブトというバンドそのものである。彼は、このバンドは自身のギターサウンドを失っても、その本質までを失なうことは無いと判断し、まさに今回のアルバムで証明された。YUKITAROとKOZUMANのツインギターが「これぞ鉄カブトのメタル」とばかりに豪快なリフと華麗なリードを叩きつけている。そしてもう一つの財産とは。それはマサ一撃のライフワークであり人生の背骨となっている「武道」ひいては「武士道」である。それは「我執を捨て、こだわりを捨て、生きるべき時に生き、死すべき時に死す」ことなのではないか、と彼は語る。「一武芸者としての役目が終わったが、武将としてこの軍団を勝利へ導く。それが今の自分の使命」とも。今作のタイトルに「KATANA」と銘打たれているのも、戦い続けることへの覚悟が示されているのだ。そんな覚悟や求道心が詰まった今作は楽曲のバリエーションも豊富で、理屈を抜きにして聴いても、最初から最後まで飽きるところがない、素晴らしい「メタルアルバム」だ。構想12年の大作「THE SHIP」や日本語詞に初挑戦した「BLOOD STAIND CROSS」「PLANET X」等はマサ一撃が専任ボーカルになったからこそのパワーを持っている。そして高度な殺傷力をもつサウンド/楽曲でありながら決して暴力的ではない。これは研ぎ澄まされた日本刀の美しさに通じるのではないだろうか。(ちなみにジャケットに使われている日本刀はマサ一撃自身の愛刀である)まさに名刀と言うにふさわしい傑作の完成である。様々な運命がこのバンドを曇りのない鋼の芸術に仕上げた。これぞメタル!
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