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ずっと気になっていたという方も多いのではないだろうか。ファースト・アルバムを出したのが98年。どうして90年代にこんな音が、というようなマイ・ペースの手作り感覚に徹していて、かと言ってアンプラグド・ブームに乗じているわけでもないし、レトロ趣味に走っているわけでもない。その音楽は地味なんだけど地味ゆえの圧倒的な存在感(そういうのをチャーリー・ワッツ的存在感と、ぼくは勝手に名付けている)を持ち合わせていた。そしておよそ3年ぶりのアルバムとなるこのセカンドは、ファースト以上に不思議な愛着をいだかせる、つい何度も聴きいりたくなるアルバムだ。まず冒頭とおしまいに収められている「シガレッツ・アンド・チョコレート・ミルク」。これはメロディの展開のさせ方といい、バッキングの重ね方といい、非のうちどころのない百点満点の曲だ。リプライズのほうがアレンジで遊んでいて楽しいけど、いずれにせよ「なんてうまい曲作りをする人なんだろう」ってあらためて人をうならせるには十分だ。そのあとには聴きこむにつれて味の出る曲が連なり、7曲目にまたキャッチーな曲をもってくる。そしてまたそのあとは"するめタイプ"の曲がつづくという構成。ちょうど前半6曲と後半7曲とが昔のLPのA面B面みたいにできていて、CDを裏返すわけにはいかないけれど、6曲目のあとにちょっと再生をとめて間をとりたいところだ。アルバムのつくりは70年代ぽくて、醸し出される雰囲気は80年代的、なんて時代のものさしをかざしたってしょうがないかもしれないが、オヤジ・オバサン世代には奇妙な懐かしさが後味として残り、若い世代の人たちには今の時代にない新鮮な魅力が感じ取れるのではないだろうか。地味ゆえの存在感というのは時代性なんてものを簡単に超克してしまうから(そういうのをチャーリー・ワッツ地蔵化現象と呼ぶ)、向かうところ敵なしでいられるのだろう。このアルバムも「気がついたらいつの間にか名盤といわれていた」という存在になりそうだ。(CDジャーナル)
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