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英米のアルバム・チャートでともに初登場1位。今、67歳にして新たな黄金期を迎えているボブ・ディランの最新作だ。現在も精力的に終わりなきワールド・ツアー、その名もずばり"ネヴァー・エンディング・ツアー"を続けているディランだが、2008年夏のアメリカ・ツアーと秋のカナダ・ツアーとの合間、ほんの短い期間を利用して制作された。プロデュースはディラン自身がジャック・フロスト名義で。バックを務めたのは現在のツアー・バンドの一員でもあるトニー・ガニエ(b)とジョージ・ルセーリ(ds)、ドニー・ヘロン(フィドル、バンジョー、マンドリン、ペダル・スティールなど)の3人に、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのマイク・キャンベル(g)とロス・ロボスのデヴィッド・ヒダルゴ(アコーディオン)が加わった強力な面々。長いツアーで培った強靱かつ柔軟なリズム・セクションのもと、ヘロンとヒダルゴが歌心に満ちた彩りを添える構図になっている。<br> 内容的にはディラン自身もネット上のインタビューで語っている通り、チェス、サンといった古いレコード・レーベルに残されたブルース作品に触発された楽曲が核。そこに、ヘロンとヒダルゴが存在感を発揮するカントリー~テックス・メックス系の楽曲をちりばめた感じか。ディランはやはりインタビューで、今回はよりロマンティックな仕上がりだとも語っているのだけれど、確かに。男女間のもろもろを歌った曲がいつにも増して多いかも。オーティス・ラッシュの「オール・ユア・ラヴ」を下敷きにしたマンボ・グルーヴがごきげんなオープニング曲「ビヨンド・ヒア・ライズ・ナッシング」など、歌い出しからいきなり"Oh well, I love you pretty baby"だ。1曲目の1行目からアイ・ラヴ・ユーと歌っているディランのアルバムって、これまであったのだろうか?<br> とはいえ、歌詞をじっくり聴いてみると、心変わりしたのか、自分のもとを去ろうとしている女性に必死に絶望と未練を訴えていて、泣ける。マディ・ウォーターズの「アイ・ジャスト・ウォント・トゥ・メイク・ラヴ・トゥ・ユー」を下敷きにした「マイ・ワイフズ・ホーム・タウン」は、地獄からやってきたような女に骨抜きにされ、翻弄され、人生を棒に振る男の姿を描いた曲だ。伝統的なブルース三行詩の形態で、現在の世界に見え隠れする混乱や終末感を綴った曲もある。曲調はさまざまながら、アルバム全編を貫く世界観はまさに伝統的なブルースのそれなのだ。自らを現代のブルース・シンガーと位置づけるかのような近年のディランの活動を確実に引き継ぐ仕上がり。ただし、ほぼ全曲をグレイトフル・デッド人脈のロバート・ハンターと共作しているせいか、前作『モダン・タイムズ』よりは明解でライトな印象だ。日本でもヒットしちゃうかも……!(CDジャーナル)
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