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GSとかパンクとかハードコアとか。でもって、ガールズ・ロックで昭和歌謡。このうち、GSと昭和歌謡という単語は、筆者も以前レビュー原稿で使ってしまったことがある。最近はこれらに加えて男気とかオトコマエといった形容も定番になってきた。どれも部分的に当たっているが、この三人組の魅力の、センターをとらえてはいない。<br> まず、ヴォーカル(&ギター)の中島優美の、寂しげではあるが甘く、もうちょっとで"泣き"に堕する手前ですっくと立ち、やせ我慢のアカンベーをしているようなこの"声"だ。音域は高くやや一本調子でもあるが、キンキンと耳に障ることはない。今どき珍しいくらいの"純情なる不良少女"の声。その声が時に演歌調のコブシをまわし裏返る瞬間、聴き手の胸にぐっとセンチメントが流れ込んでくる。そんな声と、無骨で単純なリフを持ったメロディの上に、ベースの浜田亜紀子が書くイタい詞が乗る。イタいといってもそれは自傷系のウェットさからは遠く、ハードボイルドな恋情とでもいうべきものだ。ときめきと不貞腐れ、情熱と投げやりとを同じ強度でうたいこみ、かつすっとぼけたユーモアを漂わせる(2)や(3)、シュールだが決してヤスっぽいデカダンスに陥らない(4)など特に素晴らしい。<br> セカンド・アルバムとなる本作では、(1)~(4)(7)が既発シングル曲。(6)は出身地鹿児島の名所をモチーフにしたものだが、わかりやすい風景描写は一切登場せず、孤独なラブ・ソングにしてご当地歌謡のパロディにもなっているという秀逸な一曲だ。今回カヴァー曲は一切ないが、「ひょっこりひょうたん島」をカヴァーし換骨奪胎したはてに生まれたと思われる(8)など、昭和歌謡へのリスペクト的なオヤジ好みのモードをもはや逸脱している。<br> こんな荒くれ女子2名を控えめに支えるドラムのターキー、男前というなら彼こそが言葉の正しい意味で男前だろう。女を前面に立たせつつ、その実オトコに媚びた歌ばかりを連発する凡百のユニットもどきが一掃されることを望む。(CDジャーナル)
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